大手電機メーカーのライバル企業、ソニーとパナソニック。

ソニーはAV機器に強みを持ち、海外でもそのブランド力は強いものがあります。ゲーム、映画、金融などにも多角化しており、エレクトロニクス分野も固定費削減などを進めています。４K効果もあるテレビも黒字化、カメラなども利益を伸ばしています。

 一方、パナソニックは総合家電メーカーとして、AV機器とともにいわゆる白もの家電も強く、リフォーム市場へ攻勢をかけている住宅関連事業、電気自動車向けのリチウムイオン電池などの車載事業、その他のデバイス事業などを手掛けています。

今回は、この大手電機メーカー2社の社員の人生がどのように違うのかをシステムを使って少し見ていきたいと思います。

それぞれの企業のサンプル人物像（シミュライズでは「シムラー」と呼んでいます）の人生データはこちらのリンクからお願いします。

• ソニー 四郎 (35歳）
• パナソニック 四郎 （35歳）

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生涯給与と年齢ごとの推計年収をチェック！

会社の財務指標等はよく比較されますが、就職する学生や社員にとっての会社の評価はいつも公表されるとは限りません。

株主にとって、顧客にとって、社会にとって良い企業は、きっと従業員にも良い企業であるはずとシミュライズでは考えています。

まず両社の従業員の推計生涯給与をみてみましょう。

 【推計生涯給与・年齢ごとの年収比較】

（注1）生涯給与、各年齢給与は、公表平均データ・政府統計データを用いたシミュライズモデルによる平均社員の推計値
（注2）平均年齢、平均給与は企業による報告値
（注3）業種は東証の業種分類にシミュライズ独自の分類を加味したもの

推計された生涯給与は

• ソニー ：              3.08億円
• パナソニック ：    2.32億円

あくまでも2014年度の有価証券報告書データの平均給与等をもとにした推計です。

シミュライズでは、生涯給与の2014年度版を公表しています。 下記より他の会社もチェックください。

また、企業の評価の基軸はいろいろであり、シミュライズでは企業データの分析からいわゆるブラック/ホワイト企業分析も行っており随時公表しています。  当然ですが、この二社はブラック企業ではありません。

ブラック/ホワイト企業分析

2社の役員報酬チェック！

ソニー、パナソニックの役員報酬は以下のようになっています。（社外取締役は含まない取締役のみ）
社内の競争に勝ち残って役員までいくと、ここまで給料がアップしていきます！（責任も重くなりますが。。。）

【役員報酬の比較 （取締役・執行役）　単位百万円　2014年度】

数字には社外取締役、監査役等は含まれていません。
また、ソニーは執行役を含み、一部の株式退職金を含みません。

平均にすると、以下のようになります。

【取締役 報酬の比較】

• ソニー ：　          4,500万円
• パナソニック ：   3,831万円　

両社ともに非常に恵まれた金銭面の待遇です。 社員の生涯給与、一人あたりの平均値でみた取締役の報酬は、ソニーがリードしています。

今後の両社の業績次第で役員報酬、役員賞与の額も大きく変動すると思われます。

ソニーとパナソニックの社員の未来図比較

さて本題ですが、両社の平均像社員の給与情報、統計データから将来の生活を推計してみましょう。

• ソニーを代表して、ソニー 四郎　（35歳）、
• パナソニックを代表して、パナソニック 四郎　（35歳）

を比較してみます。

共に35歳、それぞれの企業に同期で入り、平均的なパフォーマンスをしている2人とします。

公表されている両社の情報（有価証券報告書）や政府統計データをもとに、弊社で作成した人生モデルを使い、お金の計算をしています。

シミュライズでは企業のデータから創り出されたサンプル人格（シムラ―）を「企業シムラ―」と呼んでいます。 自分の将来を見て考えるシステム　”シミュライズコア”　を用いていろいろ試せるようになっていますので、ぜひ、あなたの気になる会社やライバル企業を見てみてください。

 
シミュライズ・コアへGO！

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シミュライズ・コアのそれぞれの企業シムラーの人生データはこちら。

• ソニー 四郎 (35歳）
• パナソニック 四郎 （35歳）

今日はこの2社を比較してみましたが、違う年齢、他の上場会社、他の職種でもぜひトライしてみてください。
3,000社以上の上場会社のサンプル人口、数万人が登録されています。 就職、転職、キャリアアップ、独立いろいろなことを考えるベースとして活用していただければと思います。

それでは早速詳細を見てみましょう。 まずはソニー 四郎さんのデータです。

【ソニー 四郎の将来図】

ソニー 四郎さんの貯蓄結果

 次はパナソニック 四郎さんのデータです。

【パナソニック 四郎の将来図】

パナソニック 四郎さんの貯蓄結果

両者ともにとても恵まれていますが、貯蓄の差異だけで　65歳までにソニー 四郎さんの方が1561万円多い結果となりました。

両者（社）の差異について

両者の貯蓄額だけでなく、支出の差についても見てみましょう。

 【2者間の支出・貯蓄額の差異】

 

子育て等を含め支出が膨らむ 35歳から55歳までの20年の間にできる貯蓄の差異は1,298万円

この間の支出の差も合計で 1,886万円 ソニー 四郎の方が多くなっています。（年平均94万円）

給与面、支出面でソニーが有利になっています。

貯蓄額で高級輸入スポーツカー1台分、

年間支出で家族で海外旅行1～2回分　

だけ、ソニーが多く稼げることになります。

（ここの支出を抑えれば、さらに貯蓄に回せるので、みなさんもシミュライズコアで試算してみてください。）

大きいのか、小さいのか、

賃金アップを検討する企業が増えていますが、これらのクロス企業間での分析も今後の優秀な人材確保のために必要です。

これらの金額の開きをみて、今後転職やキャリアアップの計画を考えていく必要がありそうです。 

不確かな未来を明るく照らす シミュライズはあなたに必要な事を提供する情報ステーションです。

しかしこの差は大きく変えられます

両社とも恵まれた雇用環境ではありますが、今回はソニーに有利な結果となりました。

しかし実際の支出の個人差は大きく、性格や家族構成、環境、病気の有無、教育費のかかり方等たくさんの要因によってきまります。 これだけある差異も子供の教育費、病気のコスト等の個人差を加えると随分と変わってしまいます。

やはり使い方、貯め方、そして運用の仕方により、この差異をはるかに上回る額をセーブできたりします。

さあシミュライズでぜひご一緒に人生勉強していきましょう。

ぜひシミュライズコアであなたに似た人を探し、登録をして、分析を開始してみてください。

シミュライズのシステムではこのような比較画面をみることができます。ログイン登録することでさらにいろいろな情報が提供されます。

違う会社、違う職業、違う年齢、さまざまな面で分析ができます。

このサイトでいろいろな分析をご紹介しますので、ご自身のケースを試してみてください。

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また、企業シムラーの上記推計値は現時点のシミュレーション結果によるもので、読者の皆様が実際にシミュライズコアでご覧いただく際には、パラメータ等の変化により金額が多少異なってくることも想定されますのでご注意ください。