人生設計を行ううえで、必要な一つの要素が自分が何年あと生きられるか?子供や親はいくつまで生きれるのか?
を知っておくことで、必要な資金計画を立てられる。
それに基づいて、仕事を何歳まで頑張るか、どれくらいお金を貯蓄しておけばよいか、どんな生活が老後に可能か、等を検討していくことができる。
2014年7月31日に厚生労働省が発表した
で日本人の平均余命や死因について見てみる。
0歳時の平均余命
医療の発達、生活環境の良化により女性は86.61歳、男性は80.21歳まで余命が伸びてきている。
65歳時の平均余命
65歳時点ではこの30年では男は5年、情勢は7年程度余命が伸びている。女性は23.97歳、男性は19.08歳の余命がある。
65歳で定年をした場合でも、約20年から25年の計画を立てておくことが必要であることがわかる。
死因分析
医療が進んでも、環境が良くなっても最期はだれにでもやってくる。
健康で、長生きできることは大変大事であるが、病気になることは避けられないこともある。
そこために適切な資金計画を立てるためにも、死因やその原因、傾向、さらにその要因である生活習慣、遺伝について知っておくことが重要である。
死因別死亡確率と特定死因を除去した場合の平均余命の延びの推移
65歳時点での数値を抽出してみた。
【2013年の死因別死亡確率】
病名 | 男性 | 女性 |
悪性新生物 | 28.85 | 18.36 |
心疾患 (高血圧性を除く) |
14.46 | 18.69 |
脳血管疾患 | 8.95 | 10.51 |
肺炎 | 13.01 | 10.70 |
不慮の事故 | 2.94 | 2.38 |
自殺 | 0.75 | 0.41 |
慢性閉塞性肺疾患 (COPD) |
2.39 | 0.58 |
腎不全 | 2.21 | 2.31 |
大動脈瘤及び解離 | 1.23 | 1.18 |
肝疾患 | 0.91 | 0.67 |
糖尿病 | 0.96 | 1.00 |
高血圧性疾患 | 0.47 | 0.90 |
結核 | 0.22 | 0.14 |
老衰 | 4.58 | 12.31 |
圧倒的に悪性新生物、癌の比率が高いことがわかる。男性の死因の28.85%がそれにあたる。女性はやや低く、18.36%、その代り情勢は心疾患が男性より高く、18.68%となっている。
悪性新生物は横ばいで推移してきているが、心疾患、脳血管疾患は男女とも年々低下してきている。
【死因のなかで心疾患・脳血管疾患を抽出】