共に愛知県刈谷市に本拠を置き、自動車部品メーカーとして有名なデンソーとアイシン精機。就職するならどちらがお得?(2018年入社版)

株式会社デンソー(以下デンソー)とアイシン精機株式会社(以下アイシン精機)、は共に愛知県刈谷市に本拠を置いていて、自動車部品で有名です。

デンソーとアイシン精機の給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て自動車業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

それぞれの特徴


【株式会社デンソー】
株式会社デンソーは愛知県刈谷市に本拠を置く、1949年設立の日本の自動車部品メーカーです。
自動車部品国内最大、世界2位でTOPIX Core30に入っています。
トヨタ自動車から分離独立したこともありトヨタ系ですが、その他のメーカーにも広く製品を提供しています。
技術力に定評があり、熱機器関連、エンジン関連、電気機器関連、電子機器関連など自動車関連分野だけでも扱う分野は広範囲です。
その他にも生活関連機器分野、産業機器分野なども扱っていて、ロボットも作っています。
2017年9月末に電気自動車の開発を加速させるために、トヨタ自動車とマツダと共同で新会社を設立することを発表しています。

【アイシン精機株式会社】
アイシン精機株式会社は愛知県刈谷市に本拠を置く、1965年設立の日本の自動車部品メーカーです。
1965年に自動車部品メーカーの愛知工業と新川工業が合弁して誕生しました。
分社化を進めていき、各社が専門の事業領域に特化することで自動車を構成する要素の殆どをカバーする企業グループになっています。
自動車関連以外ではベッドやミシン、シャワートイレ、電動車いす、住宅リフォーム、音響設備なども取り扱っています。



業績は?


業績も比べておきましょう。

【単体決算:平成29年3月の業績】 (単位円)

デンソー
会社
アイシン精機
4兆5,271億
売上高
3兆5,626億
4兆5,245億
前年
3兆2,460億
0.1%
対前年度比
9.8%
3,306億
経常利益
2,373億
2,739億
当期純利益
1,267億
3,292億
当期包括利益
1,249億
64.32%
自己資本比率
37.0%

売上高はデンソーがアイシン精機を上回り、その差は9,645億円程です。
経常利益でもデンソーがアイシン精機を上回り、その差は933億円です。
成長率はデンソーが0.1%のに対しアイシン精機は9.8%とこちらはアイシン精機が上回ります。

売上、利益でデンソー、成長率でアイシン精機という結果になりました。

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。 それぞれのグループ内の銀行の初任給を比較します。

【アイシン精機は2016年実績 デンソーは2017年実績 初任給(単位:円)】

デンソー
学歴
アイシン精機
227,000
修士了
227,000
205,000
大学卒
205,000
記載なし
高専卒(専攻科)
205,000
記載なし
高専卒(本科)
179,000

デンソーは技術系総合職の場合です。
デンソーは技術系総合職の場合高専卒の記載はありません。
比較が出来る修士了、大学卒では同額です。

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成29年3月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
デンソー 38,914 154,493 43.4 22.6 8,276
アイシン精機 13,591 110,357 38.7 15.0 7,328

 

従業員数は単体でも連結でもデンソーが上回ります。その差は単体で25,323人、連結で44,136人です。
平均年齢はアイシン精機が4.7歳高く、勤続年数でもアイシン精機が7.6年長いです。
平均年間給与はデンソーが94.8万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 デンソー アイシン精機 差額(デンソーベース)
25 5,538 5,295 243
30 6,569 6,281 288
35 7,235 6,918 317
40 7,839 7,496 343
45 8,462 8,091 371
50 9,021 8,626 395

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

全ての年齢層でデンソーがアイシン精機を上回ります。
25歳時が一番差が小さく24.3万円、50歳時が一番差が大きく39.5万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のため同じ数字を使っています。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
デンソー 2億9,211万円
アイシン精機 2億7,932万円

企業シムラ―検索

 

デンソーがアイシン精機を1,279万円上回っています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
デンソー
12 564 349 0 0 76.1
アイシン精機
17 420 232 0 0 38.4

デンソーがアイシン精機よりも1人当たりの報酬額(年額)では3,800万円多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

デンソー、アイシン精機の現在30歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

デンソー アイシン精機 差額(デンソーベース)
65歳 5,917万円 5,772万円 145万円
85歳 3,858万円 3,983万円 -125万円

65歳時デンソー145万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時は逆転してアイシン精機が125万円に上回ります。
これはデンソーのほうが支出が多い、つまりより良い生活を送っているためです。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。
(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

デンソー五郎(30歳)

アイシン精機 五郎(30歳)

デンソーVSアイシン精機

 

左がデンソーの方、右がアイシン精機の方です。30歳、には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索



結論


纏めると以下のような結果です

  • 初任給は比較が出来る学歴では同額です。
  • 平均年間給与はデンソーが94.8万円多いです。
  • 年齢層別給与では全ての年齢層でデンソーがアイシン精機を上回ります。
    25歳時が一番差が小さく24.3万円、50歳時が一番差が大きく39.5万円の差があります。
  • 生涯年収(従業員として)はデンソーが1,279万円多いです。
  • 役員報酬はデンソーが1人当たりの報酬額(年額)で3,800万円多いです。 
  • 老後の資産額では85歳時にアイシン精機が125万円多いです。

初任給、平均年間給与、年齢層別給与、生涯年収、役員報酬でデンソーが上回り、老後の資産ではアイシン精機が上回りました。
老後の資産でアイシン精機が上回ったのはデンソーのほうがより良い生活を送っていて支出が多いためです。
そのため今回はデンソーの勝ちとします。

シミュライズでは今後も様々な企業の人生比較を行っていきます。

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