【収入】選挙で考えてほしい数字 「実質賃金がさがっている」ってなに? 給料の手取り額?

2021/08/19

アベノミクスの成功具合を測るのに、一つの数字が実質賃金です。

政治家の演説でよく聞くフレーズ

  1. 「給料が増えている」
  2. 「デフレを脱することができた」

とか聞きます。給料が増えた人が多いのは事実であると思います。またデフレを脱してきているのも事実です。

両方とも政治家は正しいことをいっています。それはいいのですが…

こんどの選挙で考えるべき数字を一緒に確認していきましょう!

 

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実質賃金とは?


生活を改善すること、幸福になることを優先で考えると、この実質賃金を重要視しています。

実質賃金とは、
名目賃金、つまりいまもらっている給料と思ってください。

それを消費者物価で割ることで得られます。

 

消費者物価もスーパーやコンビニで売っているものの価格だったり、電気代だったり。 ものやサービスに払っている価格です。

 

実質賃金図

 

いま起こっていることは、この数字、実質賃金が下がり続けているという現象です。

 

◎ 実質賃金があがる : 物価よりも賃金が上昇しているため。もらっている賃金・バイト代で買えるものが増える。⇒ 嬉しい!

✖ 実質賃金が下がる : 物価よりも賃金が上昇しないため、もらっている賃金・バイト代で買えるものが減少する ⇒ 悲しい!

 

さてそれではいまこの数字はどのような状況でしょうか?

 

【実質賃金の変化の推移】

実質賃金グラフ

 

見た通り、25年7月からずーとマイナスなのである。 最新のデータだと前年同月比で―2.8%となっているのです。

つまり、賃金の増加よりも物価の上昇の割合がより大きい月が延々と続いているのです。

 

 

アベノミクスで起こっていること


今までのアベノミクスでは以下のようなことが起こってしまいました。金融緩和等の影響で円安が進み、消費税も上がり、ものの物価はどんどん上昇しています。

「デフレから脱却した!」と主張しているのがこのことを表しています。

 

【アベノミクスでなにが起こった?】

賃金

 

賃金も上昇(15年ぶりに2%以上上昇)し、雇用も増えたのですが、その割合はまだ小さく、物価の大きさの拡大に追い付いていません。

統計からいうと生活は厳しくなっている家庭が多いはずです。

 

またこの物価については、統計的に多くの項目から計算される(たとえばボッキーの価格なんてのも入っている。)のですが、自分が普段、買うもののの価格全体の平均はもっと大きな上昇になっているかもしれません。(影響がないかもしれません。)

  • 食品
  • 電気代金
  • 家賃
  • 携帯代金

等の生活必需品は皆さんの家計にかならず大きなインパクトがあります。

 

特に輸入品は円安のせいで、どんどん価格が上昇しています。

しかし、まったく価格の上昇しているパスタは食べない、カップ麺は食べない、ワインや米国牛等の輸入品は買わないという方もいるかもしれません。

そういう方は影響度が少ないですが、平均的には上記のように生活は苦しくなっています。

 

シミュライズではいろいろな物品の価格の変化、とくに値上げ情報をお知らせしています。

少し気にしてみてください。あなたの家計運営に役立つ可能性大です!

 

 

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