【運用】FX:シカゴ投機筋のポジション動向(10/10NY公表)-円ショート揉みあい継続、ドル円は107円台に。 豪ドルショートは大幅増。

2021/08/19

全米先物取引委員会(CFTC)により週末公表の、シカゴ通貨先物市場における最新10/7時点の投機筋ポジション動向。

 

夏場以降に積みあがってきた円ショート、ユーロショートは、9月以来揉みあい状態が続いています。USD/JPY為替レートは一週間で109円後半から107円後半へ2円ほど円高になりました。豪ドルは大幅にショートが積みまされ、AUD/USD為替レートも再び今年の安値水準である0.86台半ばとなっています。

 

今年に入ってからの主要通貨の投機筋ネットポジション(対ドル)の動きをグラフ化しています。 
CME_Position141010
(注1)CFTC公表データをもとにシミュライズまとめ

 

この週末NY時間に公表されているポジションは、先週火曜日時点(10/7)のものであることをご注意の上、ご覧ください。

 

関連記事 →【運用】FX取引の際にはチェックしておこう、シカゴ投機筋のポジション動向

 

 

 

 

現状のネットポジション、過去1週間の変化、1ヶ月の変化をまとめています。
 
 各通貨(対ドル)の投機筋ネットポジション(枚)

通貨 2014/10/7
ネットポジション
1週間変化 1ヶ月変化
JPY -112,551 8,327 -11,878
EUR -146,212 -8,687 11,293
GBP -1,075 -4,664 -27,802
AUD -26,486 -24,469 -67,715
NZD -100 -164 -9,622
CHF -12,419 138 1,406
CAD -7,452 -2,886 -19,082

 

     

一週間の主な動き: 

  • 夏場にかけ積みあがってきた円ショートは若干減少、9月以来揉みあいが続いています。ドル円為替レートはドル売りの流れで、一週間かけて109円台後半から107円台後半へと約2円の円高になりました。
    (下記、USD/JPYネットポジションと為替レートのグラフをご参照ください。)
  • ユーロのネットショートポジションは若干増加。こちらも夏前から積みあがってきたユーロショートが9月以降揉みあい状態です。前週にEUR/USD為替レートで1.25付近まで売られたユーロは少し戻しており、1.26台前半で週を終えています。
    (下記、EUR/USDネットポジションと為替レートの推移ご参照ください。 ) 
  • 前週に、今年4月以来のネットショートに転じた豪ドルは、大幅なショート積み増しとなりました。前週にAUD/USD為替レートで今年の安値水準の0.86台半ばまで売られた豪ドルは、週半ばに一旦0.88台まで戻しましたが、週末にかけて再び0.86台へ売られています。

 

CME_JPYPosition141010

CME_EURPositoin141010

(注)CFTC公表データをもとにシミュライズまとめ

 

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活用方法については、以下記事等をご参考にしてくだくさい。
【運用】FX取引のアイデア実験室 トレンドと取引タイミング シミュライズFX

 

 

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