将来の日本を背負う、人材革命No.2!!人材派遣の「アルトナー」と「UTグループ」。人生計画にどれだけ違いがある?初任給から老後資産まで(2019年版)

2021/08/19

株式会社アルトナー(以下、アルトナー)とUTグループ株式会社(以下、UT)は、共に人材派遣業務を手掛ける会社です。

アルトナーとUTの給与を比較するうえで、以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

    1. 初任給
    2. 年齢ごとの給与水準
    3. 生涯給与
    4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て人材派遣関連企業の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

それぞれの特徴は何でしょう?


【株式会社アルトナー】
1953年 8月創業の大阪府大阪市に本社を置く、エコカー、スマートフォン、太陽光蓄電システム等で、大手メーカーのものづくりをサポートする設計・開発企業です。主として設計技術者の人材派遣に特化した技術者派遣事業を行っています。外国人労働者(留学生)の人材活用を推進しています。

【UTグループ株式会社】
1995年4月創業の東京都品川区に本社を置く、技術者派遣事業などを統括する持株会社です。主な事業は日本国内における半導体・電子部品を中心とした環境・エネルギー、自動車関連業界等に構内作業業務の人材派遣・請負の製造派遣、およびエンジニアの派遣事業です。外国人実習生労務管理業務を手掛けています。

業績はどうでしょう?


業績を比べてみましょう。

【連結決算:アルトナーは2019年1月、UTは2018年3月末の業績】 (単位:円)

アルトナー
会社
UT
63億
売上
817億
57億
前年
575億
10.53%
対前年度比
42.09%
8億
経常利益
52億
5億
当期純利益
35億
 - 億
包括利益
35億
71.5%
自己資本比率
30.1%

規模,業績,成長性共にUTが上回っています。


初任給を比べてみましょう!


これから就職する方のために、初任給制度を掲載しておきます。

【アルトナー、UTともに募集要項から 初任給(単位:円)】

アルトナー
学歴
UT
252,000円 大学院卒 260,000円
239,000円 大学卒 260,000円

UTが上回りました。

 

年齢ごとの給与を比べてみましょう!


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

会社名 従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
アルトナー 801 801 30.5 6.4 4,438
UT 444 19,581 37.5 2.6 4,878

従業員数は,単体はアルトナー,連結共はUTが上回っています。
平均年齢はUT、平均勤続年数はアルトナーが上回ります。
平均年間給与は、UT44万円多いです。

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 アルトナー UT 差額(アルトナーベース)
25 3,606 3,409 197
30 4,382 4,143 239
35 4,918 4,649 269
40 5,289 5,000 289
45 5,380 5,086 294
50 5,367 5,074 293

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

全ての年齢層でアルトナーが上回ります。その差は25歳時19万円で一番小さく、50歳時に最大で29万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で業種が異なるため、上昇率は異なる数字を使っています。

 

生涯給与はどれくらい?


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与とは、サラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なく、この会社からの収入のみです。

会社名 生涯給与
アルトナー 1億8,489万円
UT 1億7,479万円

企業シムラ―検索

アルトナー1,009万円上回っています。


役員報酬はどれくらい?


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金
(百万円)
1人あたり総報酬
(百万円)
アルトナー 5 80 9 0 0 17.8
UT 1 36 55 0 0 91.0

UTの方が、1人当たりの報酬額(年額)で、73.2百万円多いです。

 

生涯で形成する資産はどれくらい?


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳85歳のときに残っているかを推計します。

両社共に31歳の方を例に計算を行います。

結果はミライズ(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

年齢 アルトナー UT 差額(アルトナーベース)
65歳 3,281万円 2,858万円 423万円
85歳 3,377万円 3,225万円 152万円

65歳時アルトナー423万円(貯蓄可能額が)上回りこの差が85歳時には152万円に縮まります。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。
(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

アルトナー五郎(31歳)

UT五郎(31歳)

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og:image / twitter:imageog:image / twitter:imageog:image / twitter:imageしかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左がアルトナーの方、右がUTの方です。31歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

 

結論


纏めると以下のような結果です。

  • 規模,業績,成長性共にUTが上回っています
  • 初任給UTが上回りました
  • 推定年収は、全ての年齢層でアルトナーが上回ります。その差は25歳時19万円で一番小さく、50歳時に最大で29万円の差があります。
  • 生涯給与(従業員として)は、アルトナー1,009万円上回っています。
  • 役員報酬は、UTの方が、1人当たりの報酬額(年額)で、73.2百万円多いです。
  • 老後の資産額は、65歳時アルトナー423万円(貯蓄可能額が)上回りこの差が85歳時には152万円に縮まります。

給与、老後面でアルトナーが上回るため、今回はアルトナー軍配があがりました。

 

ミライズでは今後も様々な企業の人生比較を行っていきます。

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