医療関係の給与は高いレベルにあるが、企業とは違い、ベースアップや定期昇給のような確立された給与システムはない。
医師不足を反映して、勤務医の給与は25年度で月100万円を超えた。
24年から25年の変化は以下のようになっている。病院長ではやや下落しているが、副院長、医科長、医師は増加している。看護師についてはやや下落している。
以下は平均年齢であるが、医師の平均年齢が42歳、看護師で36.9歳と高齢化が進んでいる。
また年功序列は医療分野でも当てはまるのかを見てみると、副院長、病院長のレベルでは年齢を追うごとに低くなっているが、医師、医科長レベルでは年功序列になっている。
看護師ではどうだろうか?下図をみると職種に関わらず、ほぼ年功序列が成り立っていることがわかる。
25年度医療関係職種別給与は以下のテーブルのようになっている。これらの数字は時間外勤務の手当ても入っている。
25年度 | 24年度 | 変化 | |
病院長 | 1,641,950 | 1,667,214 | -25,264 |
副院長 | 1,496,411 | 1,485,083 | 11,328 |
医科長 | 1,288,738 | 1,267,277 | 21,461 |
医師 | 1,026,186 | 1,006,125 | 20,061 |
歯科医師 | 775,296 | 782,616 | -7,320 |
薬局長 | 494,533 | 488,071 | 6,462 |
薬剤師 | 348,091 | 356,201 | -8,110 |
診療放射線技師 | 382,082 | 381,666 | 416 |
臨床検査技師 | 339,506 | 350,565 | -11,059 |
栄養士 | 274,017 | 272,294 | 1,723 |
理学療法士 | 291,651 | 294,153 | -2,502 |
作業療法士 | 278,720 | 277,010 | 1,710 |
総看護師長 | 511,626 | 524,196 | -12,570 |
看護師長 | 424,300 | 424,581 | -281 |
看護師 | 338,790 | 346,213 | -7,423 |
准看護師 | 296,736 | 298,765 | -2,029 |
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