【収入】ズバ給開発に向けて分析 給与格差について

2021/08/19

給与自動推定システム「ずば給」開発に向けて、統計局の産業,学歴,年齢階級別月間現金給与額(平成24年)を見てみました。平成24年なので少し古めのデータになりますが、傾向をつかんでいくことにしましょう。今年のベアを考えると、このレベルよりも数千円アップしている企業が多いと思います。

給与カーブ①

 

 

金融のカーブが40代後半で頂点を迎え、早めに減少を始めていること。

複合サービス事業(郵便、共同組合)は緩やかに上昇し、他と比べて一番遅くにピークを迎える。製造業では生産労働者と管理・事務・技術の人間とは格差が激しい。

製造業の管理、事務、技術は緩やかなカーブながら、ピークが比較的にあとに訪れ、かつ老後の落ち込みも激しくない。マイペースはにはお勧めかもしれない。

 

今度は学歴による格差を見てみよう。以下の図は学歴別の月給格差を表している。

製造業学歴間格差

 

学歴格差については製造業(管理・事務・技術)について見てみた。大学・大学院卒と高校卒、あるいは高専、短大卒では格差はかなり大きく、大学・大学院と高専・短大卒では最大8万8千円、大学・大学院と高校卒では最大9万9千円に達する。製造業だけであるが、依然学歴間による給与の差はかなり大きい。

 

製造業男女間格差

 

 

今度は製造業に関して男女間の格差を見てみた。男女間格差は依然大きく、管理・事務・技術における男女間格差は34万円、生産労働における男女間格差は15万9千円であり、学歴間の格差よりも男女間格差のほうが大きく、長い時間(年齢)にわたり差異が大きいことがわかる。

 

シミュライズでは企業別、規模別、業種別などの給与データを集積しており、それらをWEBやアプリで紹介していく。上場会社を中心に将来の給与を推計することを主としながらユーザーの方々のリクエストに応じ、未上場の個別の企業の給与水準を推定していく。リリースは7月を予定している。

 

 

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