家計相談〜妻が雑費として毎月8万円も!?これで家計は大丈夫?〜

2021/08/19

質問


 

家計の診断を早速お願いします。

私40歳サラリーマンです。

私が家計は管理をしています。
両親と同居(そのため、食費や光熱費など合わせて5万円渡してます)なので住居費はないのですが・・・
私40代、妻30代、子どもは6歳と4歳でこれから何かとお金がかかります。

【収入】

  • 私:手取りで月35万円
  • 妻(パート):手取りで月3万円

収入合計38万円です。

【支出】

食費    4.0万円(家に入れているお金から)
水道光熱費    1.0万円(家に入れているお金から)
日用品費        0.0万円
家具・家電費            0.0万円
被服費            1.5万円
交通費            0.0万円
通信費            2.1万円(スマホ2台とPC用ネット)
医療費            0.5万円
交際費            0.6万円
趣味娯楽費    0.5万円
その他支出    8.5万円(妻が雑費として8万円要求
住居関連費    0.0万円
教育関連費    2.2万円(めばえ教室2人、ピアノ、スイミング)
自動車関連費            6.3万円(普通車2台で1台は通勤用、ガソリン代、自動車税、保険、車検積立など)
保険料            6.1万円(私:積立型生命保険5.1万、妻:年金保険、1万)

支出合計    33.3万円

 

その他支出の妻が要求する雑費8万円が目を引くと思います。
妻が要求するので渡してはいますが、本当にかかっているのか疑問です。

詳細を聞くと怒りだして話になりません。

私はお小遣いはありません。

お金がないので我慢してます。

とほほ。

この家計で一生やっていけるのでしょうか?
またこの中で「これは削減できるはず」、というのもあれば、ご意見ください。

 

回答


雑費が8万円というのはかなり多めですし家計をきちんと組めませんのでこれを取り戻しましょう。
やり方としては手取り35万円から8万円を引いた27万円で家計と手取り35万円での家計を組み現在の家計との比較をするのです。
そしてその差額で家族全体で何ができなくなるのかを明示するのです。
そして8万円を雑費とした場合と予算に組み込んだ場合の老後の資産がどのようになるか明示するのです。

 

まず手取り27万円の場合です。
年収400万円未満の世帯の平均支出と現在の支出を参考に家計を組んでみました。
実家ぐらしですので食費、水道光熱費、住居関連費は合計5万円をそれぞれ3万、1万、1万に分けました。
また生活環境から自動車関連費はなるべく削らない方向です。
その他は基本的に平均支出をベースにしています。

 

年収400万円未満
の世帯の平均支出
現在の家計 予算手取り27万円 現在と27万差額
食費 5.4万円 3万円 3万円 0万円
水道光熱費 2.1万円 1万円 1万円 0万円
日用品費 0.4万円 0円 0.4万円 0.4万円
家具・家電費 0.3万円 0円 0.3万円 0.3万円
被服費 0.7万円 1.5万円 0.7万円 -0.8万円
交通費 0.3万円 0円 0円 0万円
通信費 1.3万円 2.1万円 1.3万円 -0.8万円
医療費 0.8万円 0.5万円 0.8万円 0.3万円
交際費 1.1万円 0.6万円 1.1万円 0.5万円
趣味娯楽費 1.6万円 0.5万円 1.6万円 1.1万円
その他支出 2.3万円 8.5万円 2.3万円 -6.2万円
住居関連費 2.1万円 1万円 1万円 0万円
教育関連費 0.8万円 2.2万円 1万円 -1.2万円
自動車関連費 1.7万円 6.3万円 6.3万円 0万円
保険料 2.7万円 6.1万円 2.8万 -3.3万円
合計 23.6万円 33.3万円 23.6万円 9.7万円

 

元の家計と比較すると被服費が半分以下、通信費がマイナス0.8万円、教育関連費がマイナス1万円、保険料がマイナス3.3万円となります。

 

服を買うのを我慢したり、新品ではなく古着を買ったりなどのやりくりが必要になってきます。
通信費がマイナス0.8万円、これはスマホを格安simなどに変える必要が出てきます。
また教育関連費がマイナス1.2万円、これは習い事のピアノとスイミングを辞める必要が出てきます。
保険料がマイナス3.3万円ですが、これはプランを見なおす必要があります。

 

手取り27万円で、家計を組むとこのように今までと比較すると窮屈な生活をおくることになります。

 

次に手取り35万円まるまる使える場合の家計です。
年収550万円未満の世帯の平均支出と現在の支出を参考に家計を組んでみました。
食費、水道光熱費、住居関連費、自動車関連費については27万円の時とおなじです。

 

年収550万円未満
の世帯の平均支出
現在の家計 予算手取り35万円 現在と予算35万の差額
食費 6.2万円 3万円 3万円 0万円
水道光熱費 2.2万円 1万円 1万円 0万円
日用品費 0.5万円 0円 0.5万円 0.5万円
家具・家電費 0.4万円 0円 0.4万円 0.4万円
被服費 1.0万円 1.5万円 1.5万円 0万円
交通費 0.5万円 0円 0円 0万円
通信費 1.5万円 2.1万円 2.1万円 0万円
医療費 1万円 0.5万円 1万円 0.5万円
交際費 1.5万円 0.6万円 1.3万円 0.7万円
趣味娯楽費  2.4万円 0.5万円  2.2万円 1.7万円
その他支出  3.2万円 8.5万円  3万円 -5.5万円
住居関連費 1.9万円 1万円 1万円 0万円
教育関連費 1.2万円 2.2万円 2.2万円 0万円
自動車関連費 2.5万円 6.3万円 6.3万円 0万円
保険料 4万円 6.1万円 4.5万円 -1.6万円
合計 30.0万円 33.3万円 30.0万円 -3.3万円

 

元の家計と比較すると保険料がマイナス1.6万円です。
やはりここは少しプランを見直すなどしたほうがいいです。
通信費に関しては平均支出と現在の支出には0.6万円の差がありましたが、交際費、趣味娯楽費、その他支出を0.2万円ずつ削り割り当てました。
このような予算にした結果老後の資産がどのようになるかをシミュライザーで計算した結果がこちらです。

 

現在の家計 提案する家計 差額(提案基準)
65歳 1,277万円 2,004万円 727万円
85歳 493万円 1,745万円 1,252万円

65歳時の資産の差額が727万円、85歳時の資産の差額が1,252万円とかなりの差が出来ました。

 

知恵袋7比較 2016-01-15 19.19.06

いかがでしょうか?

8万円を予算に組み込まずに家計を組むと服を買うのを我慢したり、子供の習い事を減らしたり、格安simを使うなど窮屈な生活になるぞ。
でも8万の雑費をなくし、予算に組みこむと65歳の時に700万円以上資産が増えるぞと奥様に提案してみてはどうでしょうか。

 

以下に今回のパターンの家計シミュレーションを用意したのでよろしければご覧になてください

兼原 鋭一(現状)
兼原 鋭一(提案)

友だち追加

© 2024 マネニュー