3月17日に共同記者会見を開き、業務・資本提携を発表したゲーム業界の大手2社、ディー・エヌ・エーと任天堂。

ディー・エヌ・エーは、モバイル・PC向けのインターネットサービスとして、ソーシャルメディアおよび eコマース関連サービスを展開。 モバイルSNSの 「モバゲー」 を主力とし、SNS上のゲーム課金で大きく収益をあげています。プロ野球球団 「横浜DeNAベイスターズ」 を買収するなどの事業展開もしています。

任天堂は1983年の「ファミリーコンピューター」以来、ゲーム機のハード・ソフト一体型のプラットフォームビジネスをグローバルに展開してきた企業。 海外シェアも高く、世界で広く認知されるブランドに成長している一方で、 直近の「任天堂DS」から「任天堂3DS」、「Wii」から「WiiU」へのプラットフォーム移行は必ずしもスムーズに進まなかったともいわれています。

今回発表された業務・資本提携では、以下の取り組みを行うとされています。（発表資料より）

（1）任天堂のキャラクターを含む任天堂の知的財産（以下 任天堂 IP）を活用したスマートデバイス向け ゲームアプリの共同開発・運営

両社は、任天堂 IP を活用したスマートデバイス向けゲームアプリを、スマートデバイスのプレイスタイルに 適した形で新規に開発・運営いたします。これにより、任天堂はより多くのお客様が任天堂 IP に触れる事業 機会を創出することができ、DeNA は任天堂 IP を活用することで、主力であるモバイルゲーム事業をグロー バルに強化することができます。

（2）多様なデバイスに対応した新しい会員制サービスの共同開発

両社は任天堂のゲーム専用機だけでなく、PC、スマートフォン、タブレットなどの多様なデバイスに対応し た新たな基幹システムを構築し、その基幹システムを用いた会員制サービスを、平成 27 年秋の開始を目指 して共同開発いたします。両社はこの会員制サービスにより、お客様との関係をより一層強化いたします。

今回は、このゲーム業界大手2社の社員の人生がどのように違うのか、システムを使って見ていきたいと思います。

この記事で紹介しているディー・エヌ・エー 四郎（35歳）、任天堂 四郎（35歳）は、当お金に関する情報サイト「シミュライズ」が各種統計データなどをもとに作成したサンプル人物像です。

今回の企業シムラー（シミュライズの世界の住人）の人生データを参考にご覧ください。

• ディー・エヌ・エー 四郎（（35歳）
• 任天堂 四郎（35歳）

   

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生涯給与と年齢ごとの推計年収をチェック！

会社の財務指標等はよく比較されますが、就職する学生や社員にとっての会社の評価はいつも公表されるとは限りません。

株主にとって、顧客にとって、社会にとって良い企業は、きっと従業員にも良い企業であるはずとシミュライズでは考えています。

まず両社の従業員の推計生涯給与をみてみましょう。

 【推計生涯給与・年齢ごとの年収比較】

（注1）生涯給与、各年齢給与は、公表平均データ・政府統計データを用いたシミュライズモデルによる平均社員の推計値
（注2）平均年齢、平均給与は企業による報告値
（注3）業種は東証の業種分類にシミュライズ独自の分類を加味したもの

推計された生涯給与は

• ディー・エヌ・エー ： 3.37億円
• 任天堂 ：                 3.39億円

両社ともに非常に恵まれた金銭面の待遇です。社員の推計生涯給与では両社はほぼ同水準、若い年齢の推計給与は、任天堂がややリードしています。

あくまでも2014年度の有価証券報告書データの平均給与等をもとにした推計です。

また、企業の評価の基軸はいろいろであり、シミュライズでは企業データの分析からいわゆるブラック/ホワイト企業分析も行っており随時公表しています。  当然ですが、この二社はブラック企業ではありません。

ブラック/ホワイト企業分析

2社の役員報酬チェック！

ディー・エヌ・エー、任天堂の役員報酬は以下のようになっています。（社外取締役は含まない取締役のみ）
社内の競争に勝ち残って役員までいくと、ここまで給料がアップしていきます！（責任も重くなりますが。。。）

【役員報酬の比較　単位百万円　2014年度】

数字には社外取締役、監査役等は含まれていません。

平均にすると、以下のようになります。

【取締役 報酬の比較】

• ディー・エヌ・エー ： 9,040万円
• 任天堂：                 1,621万円　

一人当たりの平均でみた取締役報酬でも、ディー・エヌ・エーがわずかですがリードをしています。

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ディー・エヌ・エーと任天堂の社員の未来図比較

さて本題ですが、両社の平均像社員の給与情報、統計データから将来の生活を推計してみましょう。

公表されている両社の情報（有価証券報告書）や政府統計データをもとに作成したサンプル人物像を用いてお金の計算をしています。 ここでは、

• ディー・エヌ・エーを代表して、ディー・エヌ・エー 四郎　（35歳）、
• 任天堂を代表して、任天堂 四郎　（35歳）

を比較してみます。共に35歳、それぞれの企業に同期で入り、平均的なパフォーマンスをしている2人とします。

この記事で紹介しているディー・エヌ・エー 四郎（35歳）、任天堂 四郎（35歳）は、当お金に関する情報サイト「シミュライズ」が各種統計データなどをもとに作成したサンプル人物像です。

今回の企業シムラー（シミュライズの世界の住人）の人生データを参考にご覧ください。

• ディー・エヌ・エー 四郎（（35歳）
• 任天堂 四郎（35歳）

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それでは早速詳細を見てみましょう。 まずはディー・エヌ・エー 四郎さんのデータです。

【ディー・エヌ・エー 四郎の将来図】

ディー・エヌ・エー 四郎さんの貯蓄結果

 次は任天堂 四郎さんのデータです。

【任天堂 四郎の将来図】

 

任天堂 四郎さんの貯蓄結果

両者ともにとても恵まれていますが、貯蓄の差異だけで　65歳までにディー・エヌ・エー 四郎さんの方が1,082万円多い結果となりました。

両者（社）の差異について

両者の貯蓄額だけでなく、支出の差についても見てみましょう。

 【2者間の支出・貯蓄額の差異】

子育て等を含め支出が膨らむ 35歳から55歳までの20年の間にできる貯蓄の差異は620万円ディー・エヌ・エー 四郎さんが多くなっています。

一方、この間の支出の差は合計で 479万円 任天堂 四郎の方が多くなっています。（年平均24万円）

任天堂の社員の方が若い頃の収入がより多く、その分支出もやや多くなっている反面、その後の収入面ではディー・エヌ・エーが有利で貯蓄の差が広がっています。

貯蓄額では高級輸入自動車 1台分ほどディー・エヌ・エーが多くなっており、

年間支出で家族で国内旅行年 1回分ほど任天堂が多くなっていて、両社ほぼ互角の結果といえるでしょう。

賃金アップを検討する企業が増えていますが、これらのクロス企業間での分析も今後の優秀な人材確保のために必要です。

これらの金額の開きをみて、今後転職やキャリアアップの計画を考えていく必要がありそうです。 

この結果は大きく変わる可能性もあります

両社とも恵まれた雇用環境ではあり、今回はディー・エヌ・エー、任天堂とほぼ互角の結果となりました。

しかし実際の支出の個人差は大きく、性格や家族構成、環境、病気の有無、教育費のかかり方等たくさんの要因によってきまります。 これだけある差異も子供の教育費、病気のコスト等の個人差を加えると随分と変わってしまいます。

やはり使い方、貯め方、そして運用の仕方により、この差異をはるかに上回る額をセーブできたりします。

さあシミュライズでぜひご一緒に人生勉強していきましょう。

ぜひシミュライズコアであなたに似た人を探し、登録をして、分析を開始してみてください。

シミュライズのシステムではこのような比較画面をみることができます。登録することでさらにいろいろな情報が提供されます。

違う会社、違う職業、違う年齢、さまざまな面で分析ができます。

このサイトでいろいろな分析をご紹介しますので、ご自身のケースを試してみてください。

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また、企業シムラーの上記推計値は現時点のシミュレーション結果によるもので、読者の皆様が実際にシミュライズコアでご覧いただく際には、パラメータ等の変化により金額が多少異なってくることも想定されますのでご注意ください。