トヨタのMIRAIが騒がれるかなり前にLEAFは誕生しました。でも近頃MIRAIに隠れてしまい、LEAFについて聞くことがあまりなくなってきています。でもすごい車がでたと昔思ったのですが。。。
そこで少し比較をすることにしました。
今回は燃費について見てみます。
MIRAIとLEAF
- MIRAI 燃料電池自動車(水素自動車)
メーカー小売希望価格 7,236,000円(消費税込)
国の補助金202万円 さらに東京都の補助金101万円
エコカー減税と自動車グリーン税制
- LEAF 電気自動車
メーカー小売希望価格2,872,800円(消費税込) (Sクラス)
国の補助金53万円(最大)
エコカー減税と自動車グリーン税制
ステーション数
両者は水素で走る車と電池で走る車です。
- MIRAIには水素ステーションが必要 現在41か所を予定 具体的な場所
- LEAFには充電ステーションが必要である。NCS急速充電スポットは約2,500基あり、日産販売店舗急速充電器約1,600基と合わせて、約4,100か所(予定)で充電が可能。(充電可能なスポットは合計6,460箇所) 具体的な場所
さあ水素ステーションは充電ネットワークにいつ追い付けるのでしょうか?年末にセブン-イレブン・ジャパンと店舗併設に関する包括合意したりしているため結構速く広がるかもしれません。
それとも充電ステーションでも水素を供給できるように変わるのでしょうか?
燃費の差異
燃費の概算を見てみましょう。計算の具体的な内容は下に示しました。
【3つの比較 水素・電気・ガソリン】
車種 | MIRAI | LEAF | ガソリン車 |
燃費(㎞) | 13.05円 | 1.28円 | 9.67円 |
月コスト | 13,050円 | 1,280円 | 9,870円 |
年コスト | 156、600円 | 15,360円 | 118、440円 |
LEAFの電気代が飛び抜けて一番安い形となった。水素の値下がりは普及の第一条件でしょう。
ガソリンが値下がりしているので、ガソリンがもう少し下がってくるかもしれません。
LEAFですが、
夜間の安い料金での充電の値だが、日産から年間のプランが提供されている。
- スタンダードプラン
NCS急速充電スポット(2500基)、日産の販売店舗(1600基)での充電し放題で
3,000円/月
というプランも用意されており、これを利用するとやや自宅で充電するよりも高くなるが、年間3万6,000円は他のガソリン、水素よりもかなり安い。
- ライトプラン
日産の販売店舗の1600基のみの使い放題、NSCでは通常の都度お支払い料金になるプランでは
1,429円/月
これだとかなり自宅で充電するのと変わりがなくなり、自宅以外で広い範囲の充電所の利用が可能になる。
MIRAIの水素代
航続距離650㎞ 走行するのに、1気圧下で約85.68㎥ (700気圧×122.4リットル)の水素が必要と試算できます。
1㎞走行するのには85.68㎥/650㎞=0.1318㎥/㎞となる。
岩谷産業が年末に発表した価格は
1㎞走行するコストは13.05円/㎞ となる。
ただし、経済産業省資源エネルギー庁では将来1気圧下の1立方メートルあたり費用 40円(現状の1/3程度)を目指すと発表していますので、今後のコストダウンが期待されます。
通常のガソリン
通常のガソリン車の場合、20km / 1リットル で、ガソリン1リットル145円とすると、1㎞走るのに必要なコストは
9.67円程度 /km
現状の水素価格だと、ガソリン車より少し余計に燃料コストがかかることになります。
ガソリンの価格は近頃急激に下がってはいるものの、今後の展開は不透明です。
LEAFの電気代
夜間に充電した場合の1回あたりの電気代(目安)
日産リーフの航続距離はJC08モードで228km
ということは
292円/228㎞=1.28円/㎞となっています。
LTOHとは
LEAFを愛しているユーザー、ドライバーは多く、ドライブだけでなく、LTOH(Leaf to Home)でも楽しんで、その効率性を競っている。LTOHとはなにか?
電気自動車を使って、電気代を節約! LEAF to Homeとは
【日産ホームページより】
LEAF to Homeとは、専用のEVパワーステーションを設置することで、リーフをご家庭の電源としてお使いいただけるシステムのこと。
クルマとしてだけでなく、蓄電池としても使えて、家庭の節電にも貢献します。
ピークシフトで節電(節約の仕組み)
夜、貯めて、昼、家で使う。
日産リーフは、電力供給に余裕がある夜間に充電を行い、電力需要が高まる昼間に、貯めた電力を実際の走行や家庭の電力に活用。電力のピークを緩和するピークシフトや家計の節電対策になります。
電池は必ず摩耗していきますので注意が必要です。
EV パワーステーション
しかしながらこの器具を買う必要があり、自宅に設定できる環境がないといけない。これなしでもできる仕組みがあればいいのだが・・・・・・
EVパワーステーションの導入には国の補助金 最大24万円が適用されます。
国の補助金を最大限活用した場合、実質的なご負担額は34.3万円(参考価格)