何かとニュースで取り上げられる、医療費の概略を見るために、厚生労働省発表の医療給付実態調査を見てみよう。
平成24年5月から平成25年4月に審査決定された診療報酬明細書及び調剤報酬明細書(以下、「レセプト」という。)を集計対象としている。
全国健康保険協会管掌健康保険(健康保険法第 3条第 2 項の規定による被保険者を除く)をベースに集計したものを見ていただきたい。
疾病別医療費はこちらを参考にしてください。 医療費ランキングで病気のコストを知ろう。
なぜ知っておく必要がある?
社会保証制度の中でも医療費の急速な増加が国民の生活の重荷となっているだけに、これらの状況の改善を考えて生活を見直していかないといけない。
これらの数字を保険や、まさかの時の必要貯蓄額を考えるのに、参考にしてもらいたい。
しかしあくまでも平均であり、これよりも高額になるケースもあり得るので、家計と相談しながら、可能なだけの備えを検討して行く必要がある。
医療費
医療費は年齢と共に増加し、70歳以上で平均975,920円にまで達している。
また10-14歳の小児期にも一時増加する(691,055円)時期があることを覚えておこう。
実質的な負担額は3割負担であり、かつ高額医療費補助制度(計算式参照)もあるので、実質的な負担とは異なります。
保険適用部分も含め、全体の金額を掲載しています。
入院件数
また100人当たりの入院数は70歳以上で1年に20件以上、1人は1回入院と仮定すると、5人に1人の人が入院を経験することになる。
入院日数
入院日数は高齢者になるほど、入院日数は増加し、55歳以上でほぼ20日以上になっている。