日本百貨店協会のの4月の売上高は-12.0%(店舗数調整後/6か月ぶりマイナス)となった。
地域別で見ても大阪の―9.0%を除き軒並み―10%以上の下落となった。
衣料品の中でも婦人服、雑貨品、食料品の落ち込みが激しい。
婦人服については500億以上の落ち込み、美術、宝飾、貴金属については400億以上の落ち込みとなっている。
消費税前の駆け込み需要の反動がもろに出てしまった百貨店であるが、衣料品、貴金属といった高価な商品が中心となっているためある程度やむを得ないが、
アベノミクスを支える個人消費の中でも、このプチ贅沢から、本当の贅沢品の売れ行きが重要なエンジンとなっているだけにやや景気減速の不安を露呈する形となった。
4月からの昇給の影響は今後出てくるので、この落ち込みが十分カバーされるだけの消費が夏にかけて生まれてくるかを期待したい。