外食産業2021年2月売上、全体で売上高は77.7%〜12ヶ月連続で前年を下回る〜

日本フードサービス協会が行う外食産業の市場動向調査の2021年2月の結果が発表されました。

2021年2月は、政府が1都3県に再発令した「緊急事態宣言」の期間が延長され、自治体の要請により飲食の店内営業は20時まで、酒類は19時までの提供が続き、客足が戻る兆しはあったものの、伸び悩みました。コロナ下の外食事業はもはや営業日数・休祝日数の比較では語れないほど厳しい状況下にあり、外食全体の売上は前年比77.7%と、今年1月よりもさらに落ち込んでいます。特に飲酒業態にとって酒類提供の時間短縮は致命的で、「パブ・居酒屋」の売上は対前年比29.3%しました。

【外食産業市場動向調査 売上高前年同月比の推移】


(注)日本フードサービス協会公表資料よりミライズまとめ。 以下同様

  • 外食産業全体の売上高は前年同月比77.7%となっていて、12ヶ月連続で前年を下回りました。

【外食産業市場動向調査 利用客数前年同月比の推移】

  • 2021年2月の利用客数は前年同月比76.8%と11ヶ月連続で前年を下回りました。

【外食産業市場動向調査 客単価前年同月比の推移】

  • 2021年2月の客単価は全体が前年同月比101.1%と12ヶ月連続で前年を上回りました。



業態別の概況:

  • ファーストフード業態
    • FFは、洋風の巣ごもり需要に引き続き堅固さがみられたが、電子決済アプリとのコラボキャンペーン等で好調だった前年には及ばず、全体売上は91.3%となりました
    • 「洋風」は、宣言継続下でドライブスルーやデリバリーの需要が堅調、まとめ買いにより客単価114.4%、売上101.5%となりました。
    • 「和風」は、テイクアウトが堅調だったものの、営業時間短縮の打撃が大きく売上83.4%となりました。
    • 「麺類」も、同様にコロナの影響下で売上は71.1%となりました。
    • 「持ち帰り米飯・回転寿司」は、20時以降のテイクアウト需要が顕著に増加したものの、「回転寿司」等の店内飲食が振るわず売上は95.7%となりました。
    • 「その他」は、「アイスクリーム」が緊急事態宣言期間の延長で大規模商業施設での客足が振るわず、売上82.5%となりました。
  • ファミリーレストラン業態
    • FRは、コロナ禍で取り組み始めたテイクアウトが伸びているものの、引き続き営業時間・酒類提供時間の短縮を強いられ、全体の売上は67.6%となりました。
    •  2月後半から客足がやや持ち直すかに見えたが、時短営業の延長で売上は「洋風」66.6%、「和風」62.9%となりました。
    • 「中華」は店外売上への注力が奏功し85.2%となりました。
    • 「焼肉」は宣言期間延長の中、休業した店舗もあり、売上62.8%となりました。
  • パブ・居酒屋業態
    • 飲酒業態は、酒類提供時間の制限下で休業を続ける店舗も多く、「パブ・ビアホール」は売上24.1%、「居酒屋」は売上30.5%となりました。駅前など繁華街立地の店舗は特に苦戦が続いています。
  • ディナーレストラン業態
    • 2月後半は週末を中心に客足がやや戻る店舗もありましたが、営業時間短縮の影響は甚大で売上は53.7%となりました。
  • 喫茶業態
    • 月後半にかけて少しずつ客足回復の兆しはあるものの、外出自粛や在宅勤務が継続する中で回復は限定的、売上は67.4%となりました。

 


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