外食産業2020年12月売上、全体で売上高は84.5%〜10ヶ月連続で前年を下回る〜

2021/08/19

日本フードサービス協会が行う外食産業の市場動向調査の2020年12月の結果が発表されました。

2020年12月は、新型コロナ新規感染者数が更に増加、度重なる政府・自治体からの営業時間短縮要請や外出自粛要請などにより、客足が急減、店内飲食業態は大きな打撃を受けました。忘年会や帰省など期待された年末需要が消失し、外食全体の売上は前年同月比84.5%と大きく落ち込みました。特に夜が書き入れ時の飲酒業態は再び壊滅的状況で、「パブ・居酒屋」は前年比39.1%に急落しました(11月の前年比は57.2%)。

【外食産業市場動向調査 売上高前年同月比の推移】


(注)日本フードサービス協会公表資料よりミライズまとめ。 以下同様

  • 外食産業全体の売上高は前年同月比84.5%となっていて、10ヶ月連続で前年を下回りました。

【外食産業市場動向調査 利用客数前年同月比の推移】

  • 2020年12月の利用客数は前年同月比82.1%と9ヶ月連続で前年を下回りました。

【外食産業市場動向調査 客単価前年同月比の推移】

  • 2020年12月の客単価は全体が前年同月比102.9%と8ヶ月連続で前年を上回りました。



業態別の概況:

  • ファーストフード業態
    • FFは、洋風など巣ごもり需要で堅調な業態もあったものの、コロナ第3波の影響で客足減少、全体売上97.0%となりました
    • 「洋風」は、ドライブスルー、テイクアウト、デリバリーの好調に加え、各社クリスマス時期のチキンの予約販売が好調で、売上104.8%と唯一前年を上回りました。
    • 「和風」は、引き続き高単価の季節メニューの好調と、テイクアウトの下支えもあり、売上は前月並みの94.7%となりました。
    • 「麺類」は、郊外の路面店に一部回復が見られましたが、コロナ感染の勢いは衰えず月後半にかけて客数減、売上81.9%となりました。
    • 「持ち帰り米飯・回転寿司」は、テイクアウト需要の高まりで比較的堅調、売上は96.2%となりました。
    • 「その他」は、コロナの影響で昨年のような年末キャンペーンも打ち出せず売上は83.7%となりました。
  • ファミリーレストラン業態
    • FRは、前月末から客数減少傾向が続き、加えて酒類を提供する飲食店等に対する時短要請が全国に広がり、全体の客数は75.2%、全体売上は78.2%となりました。
    • 「洋風」はデリバリーやテイクアウトが健闘したが売上は74.0%となりました。
    • 「焼き肉」は大人数の宴会が消失し88.6%となりました。
  • パブ・居酒屋業態
    • 飲酒業態は、「コロナ第3波」の影響で酒類提供店舗に対する営業時間短縮の要請が全国的に広がり、夜の営業が売上の大半を占めるパブ・居酒屋は特に大きな打撃を受けました。
    • 業態全体の売上は39.1%、「パブ・ビアホール」は売上36.2%、「居酒屋」は39.8%ですが、前年同月比20%台の店も出るほど厳しい状況が続いています。
  • ディナーレストラン業態
    • ディナーレストランは、これまで時短の要請と解除が繰り返される中、法人や大人数の宴会が全く期待できず、売上は急減、前年同月比58.1%となりました(11月の前年比は73.4%)。
  • 喫茶業態
    • 年末には人の動きが更に鈍り、繁華街・ビジネス街はもとより郊外店舗でも集客が減り、売上は71.7%にとどまりました。

 


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