外食産業2020年10月売上、全体で売上高は94.3%〜8ヶ月連続で前年を下回る〜

日本フードサービス協会が行う外食産業の市場動向調査の2020年10月の結果が発表されました。

2020年10月は、コロナの新規感染者数が比較的落ち着き、自粛緩和ムードも出始め、飲食消費回復への支援策等を背景に外食全体の売上は、前年比94.3%となりましたが、全体平均を上回ったのは麺類を除くFF業態とFR業態の中華・焼肉だけでした。特にオンライン予約によるGoto支援策は、事業者が予約サイトに支払う登録料および予約客一人当たり手数料などを差し引いた数値がでるまで、キャッシュフローが好転したか否かの判断は現段階ではできません。

【外食産業市場動向調査 売上高前年同月比の推移】


(注)日本フードサービス協会公表資料よりミライズまとめ。 以下同様

  • 外食産業全体の売上高は前年同月比94.3%となっていて、8ヶ月連続で前年を下回りました。

【外食産業市場動向調査 利用客数前年同月比の推移】

  • 2020年10月の利用客数は前年同月比90.0%と8ヶ月連続で前年を下回りました。

【外食産業市場動向調査 客単価前年同月比の推移】

  • 2020年10月の客単価は全体が前年同月比104.8%と7ヶ月連続で前年を上回りました。



業態別の概況:

  • ファーストフード業態
    • FFは、引き続き業種間で回復に差があるものの、テイクアウトとデリバリーの需要が堅調な洋風が牽引し、店内飲食も回復していることから、全体売上は101.8%となりました
    • 「洋風」は、ドライブスルーのテイクアウトやデリバリーが高水準で推移していることに加え、各種キャンペーンにより店内飲食も回復109.1%となりました。
    • 「和風」は、高単価の季節メニューや新商品等の好調もあり、売上は101.4%となりました。
    • 「麺類」は、一部の商業施設立地の店は回復もあり、売上90.9%となりました。
    • 「持ち帰り米飯・回転寿司」は、売上95.9%となりました。
    • 「その他」は、「アイスクリーム」が、大型商業施設での回復もあり、緩やかに回復、売上95.3%となりました。
  • ファミリーレストラン業態
    • FRは、コロナ新規感染者数の落ち着きにより客足が戻り始め、全体売上は91.3%となりました。
    • 売上は「洋風」85.3%、「和風」90.1%、「焼き肉」108.7%となりました。
    • 「中華」は、引き続きテイクアウト・デリバリー需要の堅調に加え、店内飲食の回復もあり、売上99.7%とほぼ前年並みとなりました。
  • パブ・居酒屋業態
    • 飲酒業態は、繁華街立地の苦戦と、法人の大規模宴会が戻らないことなどから、他業態と比べて、明らかに回復が立ち遅れ、業態全体の売上は63.7%、「パブ・ビアホール」は売上53.6%、「居酒屋」は66.2%となりました。
  • ディナーレストラン業態
    • ディナーレストランは、地方や観光地立地の店舗で一部回復がみられましたが、繁華街立地や法人需要が多かった店は依然として厳しく、売上は79.6%となりました。
  • 喫茶業態
    • 人出が増えたことで、ターミナル駅周辺や商業施設で活気は戻りましたが、依然としてビジネス街立地での客足の戻りが弱く、売上は79.0%にとどまりました。

 


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