チェーンストア2020年9月販売統計〜衣料品と住関品が不調で前年同月比マイナス0.2%〜

日本チェーンストア協会が10月21日に発表した2020年9月のチェーンストア販売統計は、既存店ベースで前年同月比マイナス0.2%となりました。

チェーンストア販売統計は、協会に属する会員企業56社、約10,851店舗の販売額を集計しており、9月の総販売額は10,151億円と前年を下回りました。
会員企業は、食料品中心のスーパー、総合スーパー、ディスカウントショップなどとなっていて、かなり幅広くデータが集積されているのが特徴です。

続いて、商品別にみてみます。

【チェーンストア販売額-販売部門別シェア

 

主要商品ジャンルを中心に販売額の推移を前年同月比で表したものが以下になります。

チェーンストア販売額-販売部門別 前年同月比変化率

(注)前年同月比変化率は既存店ベース

商品ジャンル別の特徴は以下のようになっています。
食料品を除く全ての項目がマイナス圏に入っています。

食料品(グラフ青線)については、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策としてのテレワークなどによる内食化需要や農産品の相場高などから食料品は好調だったため、9は全体として前年比プラス6.1%です。

好調 項目 不調
玉ネギ、キャベツ、じゃがいも、人参、トマト、きゅうり、なす、ピーマン、長ネギ、長芋、かぼちゃ、アスパラガス、きのこ類、カット野菜、ぶどう、すいか、りんご、シトラス、バナナ、キウイフルーツ、オレンジ、アボカド 農産品 ブロッコリー、ミニトマト、桃、梨、柿
牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵、ハム・ソーセージ 畜産品
刺身、まぐろ、ぶり、たい、たこ、生鮭、切身、うなぎ、塩さば、魚卵、冷凍魚、ちりめん、干物 水産品 生かつお、さんま、塩鮭、ししゃも、海藻類
弁当、寿司 惣菜 温惣菜、和・洋総菜
乳製品、乳酸菌飲料、ヨーグルト、冷凍野菜、冷凍食品、麺類、鍋物関連、インスタント麺、ホットケーキミックス、パスタ類、納豆、漬物、練物、シリアル、はちみつ、調味料、インスタントコーヒー、珍味・菓子類、酒類 その他食品 米、飲料、牛乳、佃煮、豆腐、パン類、チョコレート、和菓子

衣料品(グラフ赤線)は外出自粛や催事等の中止の影響などもあり季節商品の動きが鈍く苦戦したため、9月は前年比マイナス17.2%です。

好調 項目 不調
ジャケット、カットアウター、長袖Tシャツ 紳士衣料 スーツ、スラックス、ドレスシャツ
カジュアルシャツ、パンツ 婦人衣料 フォーマル、トップス、ボトム
紳士・婦人肌着、紳士・婦人リラクシングウェア、女児ワンピース・パンツ、ハンカチ、エプロン その他衣料・洋品 子供服、ストッキング、靴下、スカーフ

住関品(グラフ緑線)は家電製品などに駆け込み需要の反動があり動きが鈍かったことから前年比マイナス10.4%です。

好調 項目 不調
キッチン用品、TVゲーム、文具、書籍、エコバッグ、ポリ袋、カセットボンベ、手芸・毛糸、たばこ 日用雑貨品 ランドセル、ステンレスボトル、フライパン、ペーパー類、玩具、学需関連、タオル
ボディ・ハンドソープ、除菌ジェル・シート、マスク、芳香剤 医薬・化粧品 カウンセリング化粧品、スキンケア、シャンプー、衣料用洗剤・柔軟剤、防虫剤
ダイニング家具、収納用品、ワークチェア、デスク、インテリア用品 家具・インテリア 羽毛布団、毛布、敷パッド、マットレス、カーテン、敷物
エアコン、サーキュレーター、調理家電、炊飯器、懐中電灯、乾電池・管球 家電製品 冷蔵庫、洗濯機、液晶テレビ、食器洗い機
スポーツウェア、花き類 その他商品 電動アシスト自転車、ペットフード、介護用品

サービス(グラフ白線)の売上高の総販売額に占める割合は0.2%でした。

食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は5.5%でした。



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