外食産業2020年2月売上、全体で売上高は104.8%〜4ヶ月連続で前年を上回る〜

日本フードサービス協会が行う外食産業の市場動向調査の2020年2月の結果が発表されました。

2020年2月は、新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)の影響は、業態、立地等によって明暗が分かれました。FFが好調な持ち帰り需要に支えられ上振れした一方、DR・居酒屋業態は、インバウンドや宴会需要の減少から、月の後半、特に政府から大規模イベントなどの自粛要請が行われた最終週以降は、客足が減少し売上への打撃が目立ちました。ですがうるう年の本年は2月の日数自体が多く、また天皇誕生日で祝日が増えたなどの特殊要因とあいまって、土曜日が1日多い曜日周りも幸いし、月間では、外食全体の売上は104.8%と前年を上回りました。

【外食産業市場動向調査 売上高前年同月比の推移】


(注)日本フードサービス協会公表資料よりミライズまとめ。 以下同様

  • 外食産業全体の売上高は前年同月比104.8%となっていて、4ヶ月連続のプラス圏です。

【外食産業市場動向調査 利用客数前年同月比の推移】

  • 2020年2月の利用客数は前年同月比101.8%と4ヶ月連続で前年を上回りました。

【外食産業市場動向調査 客単価前年同月比の推移】

  • 2020年2月の客単価は全体が前年同月比102.9%と16ヶ月連続で前年を上回りました。



業態別の概況:

  • ファーストフード業態
    • 全体売上は109.8%と前年を上回りました。
    • 「洋風」は、引き続き期間限定商品やお得なランチメニューの好調に加え、テイクアウト、宅配、ドライブスルーなどが好調で売上は114.0%でした。
    • 「和風」は、牛丼各社で電子決済の40%還元キャンペーンが好調で、売上108.6%となりました。
    • 「麺類」は、同じく電子決済還元や肉増量メニューなど各種キャンペーンが奏功し、売上104.7%となりました。
    • 「持ち帰り米飯・回転寿司」は、下旬以降、弁当の持ち帰りが伸び、売上105.8%でした。
    • 「その他」は、「アイスクリーム」も電子決済還元など各種キャンペーンが好調で、売上108.5%となりました。
  • ファミリーレストラン業態
    • 全体売上は102.0%と前年を上回りました。
    • 「洋風」と「和風」は、月後半を中心に新型コロナの影響で客数減が顕著だったものの、うるう年や休日増などの特殊要因に助けられ、月間ベースの売上は「洋風」97.0%、「和風」96.1%の打撃にとどまりました。
    • 「中華」は、餃子などのテイクアウトの好調で、売上は107.7%となりました。
    • 「焼き肉」は店によりまちまちであったが、メディア露出や半額キャンペーンが奏功したところや、休日の多い曜日周りもあり、売上は増加して124.4%となりました。
  • パブ・居酒屋業態
    • 飲酒業態は、立地や客層により新型コロナの影響に差があり、若年層やプライベート需要の多い店では影響が比較的少なかった一方、観光地立地や法人の宴会需要が多い店は月後半を中心に大きな打撃を受けました。自粛要請が出された2月最終週以降は、多くの企業で売上が落ち込んだが、うるうによる日数増等でいくぶん緩和され、月間ベースでは「パブ・ビアホール」は売上90.4%、「居酒屋」は売上95.2%となりました。
  • ディナーレストラン業態
    • デイナーレストランも、新型コロナの影響で観光地立地や法人の宴会需要が中心の店では集客減が目立ち、売上は97.4%となりました。特に2月最終週に売上が落ち込む企業が多く、3月にはさらなる打撃が予想されました。
  • 喫茶業態
    • 引き続き価格改定などで単価が上昇しているものの、新型コロナの影響で商業施設立地の店舗を中心に客足が落ち、売上は98.9%となりました。

 


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