外食産業2019年10月売上、全体で売上高は97.6%〜2ヶ月ぶりに前年を下回る〜

2019年11月26日

日本フードサービス協会が行う外食産業の市場動向調査の2019年10月の結果が発表されました。

2019年10月は、東日本に大きな被害をもたらした台風19号が連休を直撃し、関東地方の多くの店が休業・営業時間短縮を余儀なくされ、すべての業態で客数が前年を下回りました。10月は消費増税が始まり、一部では店内飲食と持ち帰りの税込価格を統一するなど各社対応に追われました。レストランや居酒屋など店内飲食中心の業態では、月前半を中心に、客足にマイナスの影響がみられたところもありました。売上はFF以外の業態で前年を下回り、全体の売上は97.6%となりました。

【外食産業市場動向調査 売上高前年同月比の推移】


(注)日本フードサービス協会公表資料よりミライズまとめ。 以下同様

  • 外食産業全体の売上高は前年同月比97.6%となっていて、2ヶ月ぶりのマイナス圏です。

【外食産業市場動向調査 利用客数前年同月比の推移】

  • 2019年10月の利用客数は前年同月比94.6%と2ヶ月ぶりに前年を下回りました。

【外食産業市場動向調査 客単価前年同月比の推移】

  • 2019年10月の客単価は全体が前年同月比103.2%と12ヶ月連続で前年を上回りました。



業態別の概況:

  • ファーストフード業態
    • 台風の影響はあっても「洋風」「和風」は堅調に推移したことで、全体売上は100.6%と前年を上回りました。軽減税率導入の影響でテイクアウト比率が上がるところもありました。
    • 「洋風」は、期間限定商品の好評もあり、売上は105.0%。「和風」は、季節商品の前倒しや定食メニューのキャンペーン頻度を増やすなどで客単価上昇、売上102.2%となりました。
    • 「麺類」は、増税対策のクーポン配布が奏功したところもありましたが、台風で被災して店舗の長期休業を余儀なくされたところもあり、売上95.7%でした。
    • 「持ち帰り米飯・回転寿司」は、コンビニとの競合が強まった持ち帰り米飯もあり、売上97.5%でした。
    • 「その他」は、「アイスクリーム」が昨年の携帯会社とのコラボキャンペーンの反動で客数が大幅に減少し、売上は85.4%となりました。
  • ファミリーレストラン業態
    • 全体売上は94.7%と前年を下回りました。
    • 「洋風」と「和風」は、フェア品などで好調なところもあったが、客足が伸びない最近の傾向は変わらず、さらに台風と消費増税の影響で客数が大幅に下がり、売上は「洋風」92.2%、「和風」91.9%となりました。
    • 「中華」は、各種キャンペーンや店舗増などにより、売上は102.3%でした。
    • 「焼き肉」も、店舗増で売上は100.8%とわずかに前年を上回りました。
  • パブ・居酒屋業態
    • 飲酒業態は、前月に続きラグビーW杯のおかげで「パブ・ビアホール」の集客が好調で、売上102.7%でした。
    • 「居酒屋」は、店舗減とお盆以降の集客低調に加え、台風による休業が響き、売上91.4%となりました。
  • ディナーレストラン業態
    • 台風と消費増税の影響で月前半を中心に客足が振るわず、売上は96.6%となりました。
  • 喫茶業態
    • 月前半は比較的堅調だったものの、台風以降に客足が鈍り、売上は97.7%となりました。

 


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