秋の味覚、焼肉対決！共に焼肉チェーン店で有名なあみやき亭と安楽亭。人生計画にどれだけ違いがある？初任給から老後資産まで(2018年版)

株式会社あみやき亭（以下、あみやき亭）と株式会社安楽亭（以下、安楽亭）は、共に焼肉レストランのチェーン店を運営しています。

あみやき亭と安楽亭の給与を比較するうえで、以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは４つ

1. 初任給
2. 年齢ごとの給与水準
3. 生涯給与
4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て外食業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

それぞれの特徴は何でしょう？

【株式会社あみやき亭】
1995年(平成7年)6月設立。愛知県春日井市に本社を置く焼肉レストランチェーン店を運営する会社です。子会社に焼肉業態の「スエヒロ館」、「炭火焼肉かるび家」、レストラン業態の「スエヒロ館」、居酒屋業態の「楽市」を展開している株式会社スエヒロレストランシステムや、寿司業態の「すしまみれ」、焼肉業態の「ブラックホール」等を展開している株式会社アクトグループがあります。

【株式会社安楽亭】
1963年(昭和38年)4月創業。さいたま市中央区に本社を置く焼肉を中心とするレストランのチェーン店を運営する会社です。焼肉レストラン「安楽亭」の他、炭火焼肉「七輪房」も多店舗展開を行っています。

業績はどうでしょう？

業績を比べてみましょう。

【連結決算：平成30年3月末の業績】　（単位:円）

あみやき亭	会社	安楽亭
316億	売上高	169億
306億	前年	165億
3.3%	対前年度比	2.4%
31億	経常利益	3.2億
20億	当期純利益	1.5億
20億	包括利益	1.5億
81.5%	自己資本比率	40.4%

会社規模、業績、成長性であみやき亭が上回りました。

初任給を比べてみましょう！

これから就職する方のために、初任給制度を掲載しておきます。

【あみやき亭、安楽亭ともに募集要項から　初任給(単位：円)】

あみやき亭	学歴	安楽亭
245,000円	大学卒	225,000円
235,000円	短大・専門卒	210,000円

あみやき亭が上回りました。

年齢ごとの給与を比べてみましょう！

有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

会社名	従業員数(単体)	従業員数(連結)	平均年齢	平均勤続年数	平均年間給与（千円）
あみやき亭	421	538	38.3	5.9	5,366
安楽亭	227	303	37.0	7.6	4,144

従業員数は、単体、連結共にあみやき亭が上回っています。
平均年齢は、あみやき亭が1.3歳高く、平均勤続年数は、安楽亭が1.7年長いです。
平均年間給与は、あみやき亭が122万円多いです。

【年代別推定年収：単位千円】

年齢	あみやき亭	安楽亭	差額（あみやき亭ベース）
25	3,537	2,756	780
30	4,627	3,606	1,021
35	5,130	3,998	1,132
40	5,431	4,233	1,199
45	5,574	4,344	1,230
50	5,708	4,448	1,260

（両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。）
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

全ての年齢層であみやき亭が上回ります。
その差は、25歳時が一番小さく78万円、50歳時が一番大きく126万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社は業種が同じため、上昇率は同じ数字を使っています。

生涯給与はどれくらい？

この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与とは、サラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なく、この会社からの収入のみです。

会社名	生涯給与
あみやき亭	1億9,413万円
安楽亭	1億5,129万円

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あみやき亭が4,284万円上回っています。

役員報酬はどれくらい？

取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名	役員数	役員報酬（百万円）	役員賞与（百万円）	オプション（百万円）	退職金（百万円）	1人あたり総報酬 (百万円)
あみやき亭	5	94	0	0	0	18.8
安楽亭	6	70	0	0	15.3	14.2

あみやき亭の方が、1人当たりの報酬額（年額）で、4.6百万円多いです。

生涯で形成する資産はどれくらい？

生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

両社共に31歳の方を例に計算を行います。

結果はミライズ（人生計画システム）で計算すると以下のようになりました。

年齢	あみやき亭	安楽亭	差額(あみやき亭ベース)
65歳	5,134万円	4,296万円	838万円
85歳	5,137万円	4,826万円	311万円

65歳時にあみやき亭が838万円（貯蓄可能額が）上回りますが、この差が85歳時には311万円に縮まります。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。
（当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。）

あみやき亭五郎（31歳）

安楽亭五郎（31歳）

og:image / twitter:image

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗（シミュレーションでは預金しかつかっていません。）で大きく異なることになります。

左があみやき亭の方、右が安楽亭の方です。31歳には五郎と名前がついています。（全企業共通ルール）

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結論

纏めると以下のような結果です。

会社規模、業績、成長性で、あみやき亭が上回りました。
初任給は、あみやき亭が上回ります。
推定年収は全ての年齢層であみやき亭が多く、その差は、25歳時が一番小さく78万円、50歳時が一番大きく126万円です。
生涯給与（従業員として）は、あみやき亭が4,284万円上回っています。
役員報酬は、あみやき亭が1人当たりの報酬額（年額）で、4.6百万円多いようです。
老後の資産額は、65歳時にあみやき亭が838万円（貯蓄可能額が）上回りますが、この差が85歳時には311万円に縮まります。