FIFA ワールドカップ ロシア大会の関連から、日本の主要な航空会社として有名なJALとANA。人生計画にどれだけ違いがある?初任給から老後資産まで(2018年版)

日本航空株式会社(以下JAL)とANAホールディングス株式会社(以下ANA)は共に日本の主要な航空会社として有名です。

JALとANAの給与を比較するうえで、以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て航空業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。


それぞれの特徴は何でしょう?


【日本航空株式会社】
1951年(昭和26年)創業の東京都品川区に本社を置く航空会社。国際線は東京国際空港(羽田空港)や成田国際空港を拠点に、アジアや欧米、オセアニアへ、国内線は東京国際空港を拠点に幹線からローカル線まで、幅広い路線網を持ち、鶴のマークでお馴染みの”JAL”の略称で親しまれています。

【ANAホールディングス株式会社】
1958年(昭和33年)日本ヘリコプター輸送株式会社と極東航空株式会社の合併により、北は北海道から、南は九州鹿児島までの日本全国19都市を結ぶ、日本国内最大のネットワークを誇る航空会社として全日本空輸が誕生しました。現在では、国際線、国内線ともに国内最大規模を誇り、”全日空”、”ANA”の略称で親しまれています。

 

業績はどうでしょう?


業績を比べてみましょう。

【連結決算:平成29年3月の業績】 (単位:円)

JAL
会社
ANA
1兆2,890億
売上高
1兆7,653億
1兆3,367億
前年
1兆7,912億
-3.6%
対前年度比
-1.4%
1,650億
経常利益
1,404億
1,642億
当期純利益
988億
2,100億
包括利益
1,456億
56.2%
自己資本比率
39.7%

売上高はANAがJALを上回り、その差は4,763億円程です。
経常利益はJALがANAを上回り、その差は246億円です。
成長率はJALの-3.6%に対しANAは-1.4%と、両社とも減収となりましたが、ANAが上回りました。

売上、成長率では、ANAが優勢、収益では、JALが優勢という結果になりました。

 

初任給を比べてみましょう!


これから就職する方のために、初任給制度を掲載しておきます。

【JAL、ANAともに募集要項から 初任給(単位:円)】

JAL
学歴
ANA
            ―
大学院卒
226,459
227,000 大学卒 218,557

差額は

  • JALが、大学卒で8,443円上回っています。

 

年齢ごとの給与を比べてみましょう!


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成29年3月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
JAL 11,449 32,753 39.6 14.2 8,594
ANA 150 39,243 47.2 2.6 8,184

従業員数は、単体ではJALが11,299人、連結ではANAが6,490上回っています。
平均年齢は、ANAが7.6高く、平均勤続年数は、JALが11.6年長いです。
平均年間給与はほぼ互角ですが、JALが41万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 JAL ANA 差額(JALベース)
25 6,766 6,272 494
30 7,737 7,172 565
35 8,306 7,700 606
40 8,606 7,978 628
45 8,758 8,119 639
50 8,965 8,311 654

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

全ての年齢層でJALがANAを上回ります。
その差は僅少ですが、25歳時が一番小さく49万円、50歳時が一番大きく65万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のため上昇率は同じ数字を使っています。

 

生涯給与はどれくらい?


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与とは、サラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なく、この会社からの収入のみです。

会社名 生涯給与
JAL 3億1,612万円
ANA 2億9,305万円

企業シムラ―検索

JALがANAを2,307万円上回っています。


 

役員報酬はどれくらい?


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金
(百万円)
1人あたり総報酬
(百万円)
JAL
9 247 108 0 0 39.4
ANA 7 278 81 61 0 60.0

ANAの方が、JALよりも1人当たりの報酬額(年額)では、20.6百万円多いです。

 

生涯で形成する資産はどれくらい?


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳85歳のときに残っているかを推計します。

両社共に31歳の方を例に計算を行います。

結果はミライズ(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

JAL ANA 差額(JALベース)
65歳 7,557万円 6,889万円 668万円
85歳 6,230万円 5,914万円 316万円

65歳時JAL668万円(貯蓄可能額が)上回りますがこの差が85歳時には316万円に縮まります

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。
(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

日本航空五郎(31歳)

ANA五郎(31歳)

 

og:image / twitter:image

og:image / twitter:imageog:image / twitter:imageog:image / twitter:imageしかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左がJALの方、右がANAの方です。31歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

 

結論


纏めると以下のような結果です。

  • 売上成長性ではANAが上回り、収益初任給ではJALが上回ります。
  • 平均年間給与は、ほぼ互角ですが、JAL若干上回り、推定年収は全ての年齢層でJALが上回ります。その差は僅少ですが、25歳時が一番小さく49万円、50歳時が一番大きく65万円の差があります。
  • 生涯給与(従業員として)は、JALが2,307万円上回っています。
  • 役員報酬は、ANAが1人当たりの報酬額(年額)で、20.6百万円多いようです。 
  • 老後の資産額は、85歳時にJALが316万円多いようです。

売上、役員報酬ではANAが上回りましたが、その他の項目、会社の収益性、初任給、平均年間給与、生涯給与、老後の資産でJALが上回りました。
そのため今回はJALの勝ちとします。

 

ミライズでは今後も様々な企業の人生比較を行っていきます。

最新オリジナルニュースやジャンル別の記事については、ホームへどうぞ。