女性管理職比率が高い金融企業、イオンフィナンシャルとセゾン。就職するならどちらがお得?(2019年入社版)

2018年5月11日

イオンフィナンシャルサービス株式会社(以下イオンフィナンシャル)と株式会社クレディセゾン(以下セゾン)、は共に金融企業として有名です。
またCSR企業総覧による女性管理職が多い50社ランキングに両社が入っています。

イオンフィナンシャルとセゾンの給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て金融業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。


それぞれの特徴


【イオンフィナンシャルサービス株式会社】
イオンフィナンシャルサービス株式会社は1981年設立、東京の神保町に本拠を置くのイオングループの金融事業を統括する金融持株会社です。
イオングループは10の事業を持っていてその中の総合金融事業を担うのがイオンフィナンシャルグループです。
フィナンシャルグループは35社で構成されていて、連結有効会員数は3,894万人です。
主なもので以下の4つの事業を行っています。

  • クレジットカード・電子マネー・個品割賦・ATM
  • 普通・定期預金
  • 住宅ローン・パーソナルローン
  • 投資信託・保険

この中で普通・定期預金意外の事業はアジアを中心とした海外でも行っていて、経常利益の37%は海外で上げています。
CSR企業総覧による女性管理職比率が高い会社ランキングで女性管理職比率31.0%で15位です。

 

【株式会社クレディセゾン】
株式会社クレディセゾンは1951設立の東京のサンシャイン60に本拠を置く日本のクレジットカード会社です。
セゾンカード、UCカードの2大ブランドを保有していて、高島屋クレジットなどにも出資しています。
カード会員数は2,646万人、年間稼働会員数は1,478万人です。
以下の事業を行っています。

  • クレジットサービス事業
  • リース事業
  • ファイナンス事業
  • 不動産関連事業
  • エンタテイメント事業

CSR企業総覧による女性管理職比率が高い会社ランキングで女性管理職比率46.7%で7位です。

 

業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成29年3月の業績】 (単位円)

イオンフィナンシャル
会社
セゾン
3,752億
売上高
2,789億
3,597億
前年
2,699億
4.3%
対前年度比
3.3%
616億
経常利益
531億
395億
当期純利益
423億
470億
包括利益
336億
8.3%
自己資本比率
16.36%

売上高はイオンフィナンシャルがセゾンを上回り、その差は963億円です
経常利益でもイオンフィナンシャルがセゾンを上回り、その差は85億円です。
成長率はイオンフィナンシャルの4.3%のに対しセゾンは3.3%とこちらもイオンフィナンシャルが上回ります。

売上、利益、成長率でイオンフィナンシャルという結果になりました。

 

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。

【共に2016年実績から、 初任給(単位:円)】

イオンフィナンシャル
学歴
セゾン
214,000
大学卒
202,900
記載なし
短大・専門・高専卒
175,500

共に総合職の場合です。イオンフィナンシャルは大学卒のみ記載があります。

比較が出来る大学卒ではイオンフィナンシャルが11,100円上回ります。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成29年3月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
イオンフィナンシャル 134 9,230 39.5 6.3 6,706
セゾン 2,289 3,867 36.6 11.0 5,663

従業員数は単体ではセゾンが連結ではイオンフィナンシャルが上回ります。その差は単体で2,155人、連結で5,363人です。
平均年齢はイオンフィナンシャルが2.3歳高く、勤続年数はセゾンが4.7歳高いです。
平均年間給与はイオンフィナンシャルが104.3万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 イオンフィナンシャル セゾン 差額(イオンフィナンシャルベース)
25 4,156 3,665 491
30 5,259 4,638 621
35 6,166 5,438 729
40 6,751 5,953 798
45 7,460 6,579 881
50 7,857 6,928 928

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

全ての年齢層でイオンフィナンシャルがセゾンを上回ります。
25歳時が一番差が小さく49.1万円、50歳時が一番差が大きく92.8万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のため上昇率は同じ数字を使っています。

 

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

会社名 生涯給与
イオンフィナンシャル 2億4,437万円
セゾン 2億1,550万円

企業シムラ―検索

イオンフィナンシャルがセゾンを2,887万円上回っています。

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
イオンフィナンシャル
11 173 54 29 2 23.5
セゾン
14 388 128 0 0 36.9

セゾンがイオンフィナンシャルよりも1人当たりの報酬額(年額)では1,340万円多いです。


生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

両社共に31歳の方を例に計算を行います。

結果はミライズ(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

イオンフィナンシャル セゾン 差額(セゾンベース)
65歳 4,412万円 3,894万円 518万円
85歳 3,850万円 3,612万円 238万円

65歳時イオンフィナンシャルが518万円(貯蓄可能額が)上回りこれが85歳時には238万円に縮まります。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。
(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

イオンフィナンシャルサービス 五郎(31歳)

クレディセゾン 五郎(31歳)

イオンフィナンシャルVSクレディセゾン

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左がイオンフィナンシャルの方、右がセゾンの方です。32歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

 

結論


纏めると以下のような結果です

  • 初任給は比較が出来る大学卒ではイオンフィナンシャルが上回ります。
    差額は11,100円です。
  • 平均年間給与はイオンフィナンシャルが104.3万円多いです。
  • 年齢層別給与では全ての年齢層でイオンフィナンシャルがセゾンを上回ります。
    25歳時が一番差が小さく49.1万円、50歳時が一番差が大きく92.8万円の差があります。
  • 生涯年収(従業員として)はイオンフィナンシャルが2,887万円多いです。
  • 役員報酬はセゾンが1人当たりの報酬額(年額)で1,340万円多いです。 
  • 老後の資産額では85歳時にイオンフィナンシャルが238万円多いです。

初任給、平均年間給与、年齢層別給与、生涯年収、老後の資産でイオンフィナンシャルが上回り役員報酬、ではセゾンが上回りました。
そのため今回イオンフィナンシャルの勝ちとします。

 

 

ミライズでは今後も様々な企業の人生比較を行っていきます。

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