外食産業2018年3月売上、全体で売上高は104.6%〜19ヶ月連続の上昇〜
日本フードサービス協会が行う外食産業の市場動向調査の2018年3月の結果が発表されました。
2018年3月は、土曜日が1日多い曜日周りに加え、後半に気温が上昇し暖かい日が続いたことから、桜の開花が早まり、土日を中心に客足が伸び、全体の客数は103.0%でした。全体売上は104.6%と19ヵ月連続して前年を上回りました。
【外食産業市場動向調査 売上高前年同月比の推移】
(注)日本フードサービス協会公表資料よりシミュライズまとめ。 以下同様
- 外食産業全体の売上高は前年同月比104.6%となっていて、19ヶ月連続のプラス圏です。
【外食産業市場動向調査 利用客数前年同月比の推移】
- 2018年3月の利用客数は前年同月比103.0%と5ヶ月連続で前年を上回りました。
【外食産業市場動向調査 客単価前年同月比の推移】
- 2018年3月の客単価は全体が前年同月比101.5%と8ヶ月連続で前年を上回りました。
業態別の概況:
- ファーストフード業態
- 全体売上は105.7%と前年を上回りました。
- 「洋風」は、各社まちまちでしたが、ディナータイムに追加料金で定番商品が増量されるキャンペーン等が好調で客単価が上昇、売上は105.2%です 。
- 「和風」は、引き続き原料高による価格改定等により客単価が上昇し、売上105.2%です。
- 「麺類」は、店舗増などで売上102.6%となりました。
- 「持ち帰り米飯・回転寿司」は、気温上昇でお花見需要などが拡大し、売上は102.5%となりました。
- 「その他」は、「アイスクリーム」が携帯会社とのコラボキャンペーンにより、客数が大幅に伸び、売上121.9%となりました。
- ファミリーレストラン業態
- 全体売上は104.2%と前年を上回りました。
- 「洋風」は引き続き店舗限定の特別メニューや高付加価値メニューが好評で客単価が上昇し、売上102.7%です。
- 「和風」はお花見需要などで売上101.0%となりました。
- 「中華」は、キャンペーンが奏功して客数が増え、店舗増と相まって売上は106.5%となりました。
- 「焼き肉」は春休みのファミリー需要などをとらえて引き続き好調、売上111.4%と 16ヵ月連続して前年を上回りました。
- パブ・居酒屋業態
- 飲酒業態は、年度末の送別会やお花見等の需要をとらえて、後半おおむね好調に推移したが、店舗数減の影響で売上は前年を下回り98.0%でした。
- 「パブ・ビアホール」はほぼ前年並みで、売上は99.9%となりました。
- 「居酒屋」は、引き続き店舗減少の影響が大きく、売上は97.5%でした。
- ディナーレストラン業態
- 送別会やお花見需要などで客数が伸び、売上は堅調に推移して104.6%となりました。
- 喫茶業態
- 季節感のあるドリンクやスイーツなどの新メニューで客単価が上昇し、売上は102.4%となりました。
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