大手ゼネコンの大成建設と鹿島。就職するならどちらがお得?(2018年入社版)

大成建設株式会社(以下大成建設)と鹿島建設株式会社(以下鹿島)、は共にスーパーゼネコンとして有名です。またリニア中央新幹線工事を巡る入札談合事件で両社共に談合を認めていません。

大成建設と鹿島の給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て建設業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【大成建設株式会社】
大成建設建設株式会社は1873年創業、1917年設立の東京の新宿に本拠を置く日本の建設業者です。
スーパーゼネコン5社の1角です。
高層ビルなどの他にダムやトンネル、地下鉄などインフラ系を得意としていて、海外受注も多いです。
また国内では新海誠が所属するコミックスウェーブスフィルムによるアニメCMが放映されています。
施工実績は以下があります。

  • 富士山レーダー
  • NHK放送センター
  • ホテルオークラ
  • 国立競技場
  • ソニービル
  • 青函トンネル
  • パームジュメイラ海底道路トンネル

 

【鹿島建設株式会社】
鹿島建設株式会社は1840年創業、1930年設立、東京の赤坂に本拠を置く日本の建設業者です。
スーパーゼネコン5社の1角です。
超高層建築や耐震技術などに強みがあります。
施工実績は以下があります。

  • 霞が関ビル
  • サンシャイン60
  • 恵比寿ガーデンプレイス
  • 埼玉スタジアム2002
  • 六本木ヒルズ森タワー
  • GINZA SIX



業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成29年3月の業績】 (単位円)

大成建設
会社
鹿島
1兆4,872億
売上高
1兆8,218億
1兆5,459億
前年
1兆7,427億
-3.8%
対前年度比
4.5%
1,446億
経常利益
1,634億
906億
当期純利益
1,049億
928億
包括利益
954億
32.3%
自己資本比率
27.5%

売上高は鹿島が大成建設を上回り、その差は3,346億円を超えます
経常利益では鹿島が大成建設を上回り、その差は188億円です。
成長率は大成建設がマイナス3.8%のに対し鹿島は4.5%とこちらも鹿島が上回ります。

売上、利益、成長率で鹿島という結果になりました。

 

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。

【ともに募集要項から 初任給(単位:円)】

大成建設
学歴
鹿島
290,000
博士了
記載なし
260,000
修士了
250,000
240,000
大学卒
230,000
220,000
高専卒
記載なし

鹿島は修士了と大学卒のみ記載があります。

比較が出来る修士了と大学卒では共に大成建設が1万円上回ります。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成29年3月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
大成建設 8,415 13,977 42.9 18.3 9,500
鹿島 7,611 16,422 43.9 18.3 9,474

 

従業員数は単体では大成建設が連結では鹿島が上回ります。その差は単体で804人、連結で2,445人です。
平均年齢は鹿島が1.0歳高く、勤続年数は同じです。
平均年間給与は大成建設が2.6万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 大成建設 鹿島 差額(大成建設ベース)
25 6,528 6,465 64
30 7,608 7,534 74
35 8,122 8,043 79
40 8,907 8,821 87
45 9,641 9,548 94
50 10,062 9,964 98

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

全ての年齢層で大成建設が鹿島を上回ります。
25歳時が一番差が小さく6.4万円、50歳時が一番差が大きく9.8万円の差があります。
差は殆どありません。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のため上昇率は同じ数字を使っています。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
大成建設 3億3,305万円
鹿島 3億2,981万円

企業シムラ―検索

 

大成建設が鹿島を324万円上回っています。
生涯給与の差としては大きくありません。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
大成建設
8 556 0 0 0 69.5
鹿島
11 516 207 0 0 65.7

大成建設が鹿島よりも1人当たりの報酬額(年額)では380万円多いです。
こちらも大きな差ではありません。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

両社共に31歳の方を例に計算を行います。

結果はミライズ(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

大成建設 鹿島 差額(鹿島ベース)
65歳 5,845万円 5,774万円 71万円
85歳 4,492万円 4,471万円 21万円

65歳時鹿島71万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時に21万円に広がります。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。
(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

大成建設五郎(31歳)

鹿島 五郎(31歳)

大成建設VS鹿島

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左が大成建設の方、右が鹿島の方です。31歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索


結論


纏めると以下のような結果です

  • 初任給は比較が出来る修士了と大学卒で大成建設が鹿島を上回ります。
    差額は共に1万円です。
  • 平均年間給与は大成建設が2.6万円多いです。
  • 年齢層別給与では全ての年齢層で大成建設が鹿島を上回ります。
    25歳時が一番差が小さく6.4万円、50歳時が一番差が大きく9.8万円の差があります。
  • 生涯年収(従業員として)は大成建設が324万円多いです。
  • 役員報酬は大成建設が1人当たりの報酬額(年額)で380万円多いです。 
  • 老後の資産額では85歳時に鹿島が21万円多いです。

初任給、平均年間給与、年齢層別給与、生涯年収、役員報酬、老後の資産で大成建設が上回りました。
そのため今回大成建設の勝ちとしますが差は大きくありません。

シミュライズでは今後も様々な企業の人生比較を行っていきます。

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