大手ゼネコンの清水建設と大林組。就職するならどちらがお得?(2018年入社版)

清水建設株式会社(以下清水建設)と株式会社大林組(以下大林組)、は共に大手ゼネコンとして有名です。
またリニア中央新幹線工事を巡る入札談合事件で両社共に談合を認めています。

清水建設と大林組の給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て建設業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【清水建設株式会社】
清水建設建設株式会社は1804年創業、東京の京橋に本拠を置く日本の建設業者です。
スーパーゼネコン5社の1角です。
大手他社とは違い大型物件だけではなく中小物件の受注にも積極的です。
施工実績は以下があります。

  • 東急プラザ銀座
  • モード学園コクーンタワー
  • サンシャイン60
  • 横浜スタジアム
  • 国立代々木競技場

 

【株式会社大林組】
株式会社大林組は1892年創業、1936年設立、東京の品川に本拠を置く日本の建設業者です。
スーパーゼネコン5社の1角です。
2010年まで本社が大阪だったこともあり関西方面に強みがあります。
施工実績は以下があります。

  • 東京スカイツリー
  • 表参道ヒルズ
  • レゴランド
  • 阪神甲子園球場



業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成29年3月の業績】 (単位円)

清水建設
会社
大林組
1兆5,674億
売上高
1兆8,727億
1兆6,649億
前年
1兆7,778億
-5.8%
対前年度比
5.3%
1,312億
経常利益
1,401億
989億
当期純利益
945億
104億
包括利益
993億
33.9%
自己資本比率
29.5%

売上高は大林組が清水建設を上回り、その差は3,053億円を超えます
経常利益では大林組が清水建設を上回り、その差は89億円です。
成長率は清水建設がマイナス5.8%のに対し大林組は5.3%とこちらも大林組が上回ります。

売上、利益、成長率で大林組という結果になりました。

 

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。

【ともに募集要項から 初任給(単位:円)】

清水建設
学歴
大林組
250,000
修士了
250,000
230,000
学部卒
230,000
210,000
高専卒
記載なし

比較が出来る修士了や学部卒では共に同じ金額です。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成29年3月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
清水建設 10,431 15,925 43.3 16.6 9,661
大林組 8,524 14,094 42.3 17.1 9,508

 

従業員数は単体でも連結でも清水建設が上回ります。その差は単体で1,907人、連結で1,831人です。
平均年齢は清水建設が1.0歳高く、勤続年数では大林組が0.5年長いです。
平均年間給与は清水建設が15.3万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 清水建設 大林組 差額(清水建設ベース)
25 6,620 6,561 59
30 7,716 7,647 69
35 8,236 8,163 73
40 9,033 8,953 80
45 9,777 9,690 87
50 10,204 10,113 91

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

全ての年齢層で清水建設が大林組を上回ります。
25歳時が一番差が小さく5.9万円、50歳時が一番差が大きく9.1万円の差があります。
差は殆どありません。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のため上昇率は同じ数字を使っています。

 

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
清水建設 3億3,775万円
大林組 3億3,475万円

企業シムラ―検索

 

清水建設が大林組を300万円上回っています。
生涯給与の差としてはあまり大きくありません。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
清水建設
11 493 266 0 0 69.0
大林組
10 516 0 29 0 54.5

清水建設が大林組よりも1人当たりの報酬額(年額)では1,450万円多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

両社共に31歳の方を例に計算を行います。

結果はミライズ(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

清水建設 大林組 差額(大林組ベース)
65歳 5,844万円 5,887万円 43万円
85歳 4,391万円 4,513万円 122万円

65歳時大林組43万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時には122万円に広がります。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。
(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

清水建設五郎(31歳)

大林組 五郎(31歳)

清水建設VS大林組

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左が清水建設の方、右が大林組の方です。31歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索



結論


纏めると以下のような結果です

  • 初任給は比較が出来る修士了と学部卒では同額です。
  • 平均年間給与は清水建設が15.3万円多いです。
  • 年齢層別給与では全ての年齢層で清水建設が大林組を上回ります。
    25歳時が一番差が小さく5.9万円、50歳時が一番差が大きく9.1万円の差があります。
  • 生涯年収(従業員として)は清水建設が300万円多いです。
  • 役員報酬は清水建設が1人当たりの報酬額(年額)で1,450万円多いです。 
  • 老後の資産額では85歳時に大林組が122万円多いです。

平均年間給与、年齢層別給与、生涯年収、役員報酬、で清水建設が老後の資産で大林組が上回りました。
そのため今回清水建設の勝ちとしますが差は大きくありません。

ミライズでは今後も様々な企業の人生比較を行っていきます。

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