共に建設機械で有名なコマツと日立建機。就職するならどちらがお得?(2018年入社版)

株式会社小松製作所(以下コマツ)と日立建機株式会社(以下日立建機)、は共に建設機械で有名です。

コマツと日立建機の給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て建設機械業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【株式会社小松製作所】
株式会社小松製作所は東京の赤坂に本拠を構える1921年創立の日本の建設機械、鉱山機械メーカーです。
建設・鉱山機械、小型機械、林業機械、産業機械などの事業を展開しています。
油圧ショベルやブルドーザー、ダンプトラック、フォークリフトなどを作っています。
地下建機としてトンネルを掘るためのシールドマシンなども作っていて建築土木作業で使われている機器の製造最大手です。

【日立建機株式会社】
日立建機株式会社は東京の上野に本拠を置く1970年設立の日本の建設機械メーカーです。
日立製作所の建設機械製造部門が分社化して発足しました。
油圧ショベルやホイールローダー、ダンプカー、解体破砕機などを扱っています。
海外にも展開していて連結子会社が国内10社、海外75合計85社あります。



業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成29年3月の業績】 (単位円)

コマツ
会社
日立建機
1兆8,030億
売上高
7,539億
1兆8,550億
前年
7,583億
-2.8%
対前年度比
-0.5%
1,665億
経常利益
239億
1,133億
当期純利益
80億
1,134億
包括利益
79億
59.4%
自己資本比率
40.0%

売上高はコマツが日立建機上回り、その差は1兆491億円程です。
経常利益でもコマツが日立建機を上回り、その差は1,426億円です。
成長率は共にマイナス成長でコマツが-2.8%のに対し日立建機は-0.5%とこちらは日立建機が上回ります。

売上、利益でコマツ、成長率で日立建機という結果になりました。

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。

【共に2016年年実績 初任給(単位:円)】

コマツ
学歴
日立建機
236,000
修士了
228,500
236,000
大学卒
209,000
236,000
高専卒
記載なし

コマツは全社採用、技術系の場合です。
日立建機は高専卒の記載はありません。
またコマツは学歴による初任給の違いはありません。
比較が出来る大学卒と修士了では共にコマツが上回っています。
その差額は修士了で7,500円、大学卒で27000円です。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成29年3月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
コマツ 10,371 47,204 38.9 14.6 7,163
日立建機 3,985 23,858 37.4 13.8 6,205

 

従業員数はコマツが日立建機を上回ります。その差は単体で6,386人、連結で23,346人です。
平均年齢はコマツが1.5歳高く、勤続年数でもコマツが0.8年長いです。
平均年間給与はコマツが95.8万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 コマツ 日立建機 差額(コマツベース)
25 5,158 4,586 572
30 6,119 5,441 678
35 6,739 5,992 747
40 7,302 6,492 809
45 7,881 7,008 873
50 8,402 7,471 931

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

全ての年齢層でコマツが日立建機を上回ります。
25歳時が一番差が小さく57.2万円、50歳時が一番差が大きく93.1万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のためカーブの上昇率は同じ数字を使っています。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
コマツ 2億7,208万円
日立建機 2億4,193万円

企業シムラ―検索

 

コマツが日立建機を3,015万円上回っています。

 

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
コマツ
11 467 163 87 0 65.2
日立建機
2 23 0 4 0 13.5

日立建機がコマツよりも1人当たりの報酬額(年額)では5,170万円多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

コマツ、日立建機の現在31歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

コマツ 日立建機 差額(コマツベース)
65歳 4,163万円 3,636万円 527万円
85歳 2,933万円 2,893万円 40万円

65歳時コマツ527万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時には40万円に縮まります。

そして両者とも両者とも安定的な老後が約束されているようです。
(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

コマツ五郎(31歳)

日立建機 五郎(31歳)

コマツVS日立建機r2

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左がコマツの方、右が日立建機の方です。31歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索



結論


纏めると以下のような結果です

  • 初任給は比較が出来る大学卒と修士了では共にコマツが上回っています。
    その差額は修士了で7,500円、大学卒で27,000円です。
  • 平均年間給与はコマツが95.8万円多いです。
  • 年齢層別給与では全ての年齢層でコマツが日立建機を上回ります。
    25歳時が一番差が小さく57.2万円、50歳時が一番差が大きく93.1万円の差があります。
  • 生涯年収(従業員として)はコマツが3,015万円多いです。
  • 役員報酬はコマツが1人当たりの報酬額(年額)で5,170万円多いです。 
  • 老後の資産額では85歳時にコマツが40万円多いです。

役員報酬以外の初任給、平均年間給与、年齢層別給与、生涯年収、老後の資産全てでコマツが上回りました。
そのため今回はコマツの勝ちとします。

ミライズでは今後も様々な企業の人生比較を行っていきます。

最新オリジナルニュースやジャンル別の記事については、ホームへどうぞ。