ドラッグストアで有名なウエルシアとマツキヨ。就職するならどちらがお得?(2018年入社版)

2018年3月15日

ウエルシアホールディングス株式会社(以下ウエルシア)と株式会社マツモトキヨシホールディングス(以下マツキヨ)、は共にドラッグストアで有名です。

ウエルシアとマツキヨの給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見てドラッグストア業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【ウエルシアホールディングス株式会社】
ウエルシアホールディングス株式会社は東京都千代田区外神田に本拠を構える2008年設立の日本のドラッグストアチェーンを運営する会社です。
傘下のウエルシア薬局は1959年創業、1974年設立です。
事業はメインのドラッグストア事業の他、介護事業、ネットショップ事業、海外事業があります。
ウエルシア薬局は平成29年2月29日現在で1477店舗あり、そのうち6割ほどで調剤薬局も行っています。
イオングループに属しています。
2016年の売上でそれまで業界1位だったマツモトキヨシを抜きドラッグストア業界1位になりました。

【株式会社マツモトキヨシホールディングス】
株式会社マツモトキヨシホールディングスは千葉県松戸市に本拠を置く、1932年創業、2007年設立の日本のドラッグストアチェーンを運営する会社です。
1987年から今のような都市型ドラッグストアの業態を始めています。
2017年3月末現在小売店舗数は1,555店で、ネットワークは45都道府県に及びます。
働く女性をターゲットにした「Beaty U」やヘルスケア型店舗「matsukiyo LAB」など新業態も展開しています。
またPBも展開し収益に貢献しています。

業績は?


業績も比べておきましょう。

【単体決算:平成29年2月(ウエルシア)、同年3月(マツキヨ)の業績】 (単位円)

ウエルシア
会社
マツキヨ
6,232億
売上高
5,351億
5,284億
前年
5,361億
17.9%
対前年度比
-0.2%
257億
経常利益
308億
145億
当期純利益
201億
144億
包括利益
206億
46.9%
自己資本比率
64.4%

売上高はウエルシアがマツキヨ上回り、その差は881億円程です。
経常利益ではマツキヨがウエルシアを上回り、その差は51億円です。
成長率はでウエルシアが17.9%のに対しマツキヨはマイナス0.2%とこちらはウエルシアが上回ります。
マツキヨは微減でほぼ横ばいです。

売上、成長率、でウエルシア、利益でマツキヨという結果になりました。

 

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。 それぞれのグループ内の銀行の初任給を比較します。

【共に2016年実績 初任給(単位:円)】

ウエルシア
学歴
マツキヨ
257,000
大学卒
207,000
233,200
短大卒
182,000

大学卒、短大卒共にウエルシアがマツキヨを上回ります。
差額は大学卒で23,800円、短大卒で25,000円です。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成28年12月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
ウエルシア 21 6,776 56.0 2.1 8,319
マツキヨ 323 6,243 45.3 12.8 7,348

 

従業員数は単体ではマツキヨが連結ではウエルシアが上回ります。その差は単体で302人、連結で533人です。
平均年齢はほぼ同じでウエルシアが11.7歳高く、勤続年数ではマツキヨが10.7年長いです。
平均年間給与はウエルシアが97.1万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 ウエルシア マツキヨ 差額(ウエルシアベース)
25 5,184 4,657 527
30 6,782 6,092 690
35 7,520 6,755 765
40 7,961 7,151 810
45 8,170 7,339 831
50 8,366 7,515 851

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

全ての年齢層でウエルシアがマツキヨを上回ります。
25歳時が一番差が小さく52.7万円、50歳時が一番差が大きく85.1万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のためカーブの上昇率は同じ数字を使っています。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
ウエルシア 2億8,456万円
マツキヨ 2億5,562万円

企業シムラ―検索

 

ウエルシアがマツキヨを2,894万円上回っています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
ウエルシア
8 199 0 85 0 35.5
マツキヨ
5 327 53 0 0 76.0

マツキヨがウエルシアよりも1人当たりの報酬額(年額)では4,050万円多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

ウエルシア、マツキヨの現在30歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

ウエルシア マツキヨ 差額(ウエルシアベース)
65歳 5,021万円 4,617万円 404万円
85歳 2,783万円 2,937万円 -154万円

65歳時ウエルシア404万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時は逆転してマツキヨが154万円上回ります。
これはウエルシアの支出がマツキヨより多い、つまりより良い生活をしているためです。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。
(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

ウエルシア五郎(30歳)

マツキヨ 五郎(30歳)

ウエルシアVSマツキヨ 2017-09-07 14.53.51

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左がウエルシアの方、右がマツキヨの方です。30歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

結論


纏めると以下のような結果です

  • 初任給は大学院了、大学卒共にウエルシアがマツキヨを上回ります。
    差額は大学卒で23,800円、短大卒で25,000円です。
  • 平均年間給与はウエルシアが97.1万円多いです。
  • 年齢層別給与では全ての年齢層でウエルシアがマツキヨを上回ります。
    25歳時が一番差が小さく52.7万円、50歳時が一番差が大きく85.1万円の差があります。
  • 生涯年収(従業員として)はウエルシア2,894万円多いです。
  • 役員報酬はマツキヨが1人当たりの報酬額(年額)で2,894万円多いです。 
  • 老後の資産額では85歳時にマツキヨ154万円多いです。

初任給、平均年間給与、年齢層別給与、生涯年収、でウエルシアが上回りました。
老後の資産ではマツキヨが上回りましたがこれはウエルシアの支出がマツキヨより多い、つまりよりよい生活をしているためです。
そのため今回ウエルシアの勝ちとします。

シミュライズでは今後も様々な企業の人生比較を行っていきます。

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