高級料理店として有名な「うかい」と「梅の花」。就職するならどちらがお得?(2018年入社版)

株式会社うかい(以下うかい)と株式会社梅の花(以下梅の花)、は共に高級料理店で有名です。

うかいと梅の花の給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て飲食業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【株式会社うかい】
株式会社うかいは東京の八王子に本拠を置く、1964年創業、1982年設立の日本の外食企業です。
懐石料理、とうふ料理、高級鉄板料理、などの飲食店、洋菓子販売の物販店などを経営しています。
過去にはミシュランガイドに掲載されたこともあります。
高級料理店ですが、料理だけでなく空間の演出があるのが特徴で、それぞれの店の特徴に合わせた庭園があります。
また飲食店の他に箱根ガラスの森美術館も経営しています。

【株式会社梅の花】
株式会社梅の花は福岡県久留米市に本拠を置く、1979年創業、1990年設立の日本の外食企業です。
創業当初はかに料理専門店「かにしげ」でしたが、現在は湯葉と豆腐の店「梅の花」を中心とした飲食店、及び百貨店などでのお寿司や惣菜の販売を手がけています。
主な業態に以下のものがあります。

  • 湯葉と豆腐の店 梅の花(湯葉と豆腐懐石料理)
  • かに料理専門店 かにしげ(かに懐石料理)
  • チャイナ 梅の花(中華懐石料理)
  • 花小梅(季節釜飯)
  • 古市庵寿司テイクアウト(寿司、米飯)
  • 梅の花テイクアウト(とうふしゅうまい、湯葉揚げ、和惣菜、持ち帰り弁当)




業績は?


業績も比べておきましょう。

【単体決算:平成28年9月(梅の花)、平成29年3月(うかい)の業績】 (単位円)

うかい
会社
梅の花
126億
売上高
294億
121億
前年
294億
4.1%
対前年度比
0.0%
4.2億
経常利益
0.6億
2.4億
当期純利益
1.0億
45.1%
自己資本比率
21.3%

売上高は梅の花がうかいを上回り、その差は168億円程です。
経常利益ではうかいが梅の花を上回り、その差は3.6億円です。
成長率はうかいが4.1%のに対し梅の花は0%とこちらもうかいが上回ります。

売上では梅の花、成長率、利益でうかいという結果になりました。

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。 それぞれのグループ内の銀行の初任給を比較します。

【梅の花は2016年実績 うかいは2017年実績 初任給(単位:円)】

うかい
学歴
梅の花
207,000
大学卒
200,060
204,000
短大卒
177,060
204,000
専門学校卒
177,060

うかいは接客、調理、パティシエの場合です。
うかい、梅の花ともに、短大卒と専門学校卒の初任給に差がありません。
全ての学歴でうかいが梅の花を上回っています。
差額は大学卒で6,940円、短大卒、専門学校卒で26,940円です。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成28年9月(梅の花)、平成29年3月(うかい)決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
うかい 636 636 35.5 6.8 4,728
梅の花 128 656 41.1 12.1 4,361

 

従業員数は単体ではうかい、連結では梅の花が上回ります。その差は単体で508人、連結で20人です。
平均年齢は梅の花が5.6歳高く、勤続年数でも梅の花が5.3年長いです。
平均年間給与はうかいが36.7万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 うかい 梅の花 差額(うかいベース)
25 3,230 2,764 466
30 4,226 3,589 637
35 4,686 4,063 623
40 4,961 4,331 629
45 5,091 4,442 649
50 5,213 4,534 679

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

全ての年齢層でうかいが梅の花を上回ります。
25歳時が一番差が小さく46.6万円、50歳時が一番差が大きく67.9万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種ですが、反映させている統計局のデータが梅の花はは平成26年の物を、うかいは平成27年の物を使っているためカーブの上昇率は違う数字を使っています。
これは梅の花は平成28年9月の有価証券報告書のデータを使い、うかいは平成29年3月の有価証券報告書のデータを使っているためです。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
うかい 1億7,731万円
梅の花 1億5,331万円

企業シムラ―検索

 

うかいが梅の花を2,400万円上回っています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
うかい
6 197 1 0 0 33.0
梅の花
7 134 0 0 0 19.1

うかいが梅の花よりも1人当たりの報酬額(年額)では1,390万円多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

うかいの現在30歳、梅の花の現在31歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

うかい 梅の花 差額(うかいベース)
65歳 2,640万円 1,762万円 878万円
85歳 2,731万円 1,454万円 1,277万円

65歳時うかい878万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時1,277万円に縮まります。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。
(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

うかい五郎(30歳)

梅の花 五郎(31歳)

うかいVS梅の花

 

左がうかいの方、右が梅の花の方です。30歳、31歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)
年齢が違うのは梅の花が2016年9月の、うかいが2017年3月の有価証券報告書のデータを使っているためです。

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索




結論


纏めると以下のような結果です

  • 初任給は全ての学歴でうかいが上回ります。
    差額は大学卒で6,940円、短大卒、専門学校卒で26,940円です。
  • 平均年間給与はうかいが36.7万円多いです。
  • 年齢層別給与では全ての年齢層でうかいが梅の花を上回ります。
    25歳時が一番差が小さく46.6万円、50歳時が一番差が大きく67.9万円の差があります。
  • 生涯年収(従業員として)はうかいが2,400万円多いです。
  • 役員報酬はうかいが1人当たりの報酬額(年額)で1,390万円多いです。 
  • 老後の資産額では85歳時にうかいが1,277万円多いです。

初任給、平均年間給与、年齢層別給与、生涯年収、役員報酬、老後の資産でうかいが上回りました。
そのため今回はうかいの勝ちとします。

シミュライズでは今後も様々な企業の人生比較を行っていきます。

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