2016年11月の家電量販店・ドラッグストア・ホームセンターの販売額統計〜家電大型専門店は前月比プラス4.1%増加〜
経済産業省による商業動態統計速報によると、家電大型専門店、ドラッグストアとホームセンターの2016年11月の販売動向全体では前月比は減少しています。
家電大型専門店の販売額は前月比プラス4.1%増加、ドラッグストアの販売額は前月比マイナス1.9%減少、ホームセンターの販売額は前月比マイナス0.1%減少しました。
1年前と比較すると家電大型専門店の販売額は前年同月比で3.1%減少、ドラッグストアの販売額は前年同月比で4.9%増加、ホームセンターの販売額は前年同月比で0.7%増加しました。
専門量販店販売統計は、売り場面積500㎡以上の家電大型専門店を10店舗以上有する企業、ドラッグストアを50店舗以上有する企業、ホームセンターを10店舗以上有する企業などを調査対象とし、2,400店舗以上の家電大型専門店、13,000店舗以上のドラッグストア、4,000店舗以上のホームセンターと、大型量販店のデータを幅広く集積しているのが特徴です。
【専門量販店販売統計 2016年11月販売額】
月販売額 | 前月比 | 前年同月比 | |
家電大型 専門店 |
3,252億円 | 4.1% | ▲3.1% |
ドラッグ ストア |
4,648億円 | ▲1.9% | 4.9% |
ホーム センター |
2,736億円 | ▲0.1% | 0.7% |
(注)経済産業省、専門量販店販売統計より
【家電大型専門店、ドラッグストア、ホームセンターの販売動向】
続いて、業態別にみてみましょう。
【家電大型専門店の商品別販売額】
平成28年11月の家電大型専門店販売は3,252億円、前年同月比でみると3.1%の減少となりました。
商品別にみると、カメラ類が同▲12.2%の減少、情報家電が同▲8.1%の減少、AV家電が同▲ 4.1%の減少、その他が同▲0.7%の減少、生活家電が同▲0.3%の減少となりました。
一方、通信家電が同0.8%の増加となりました。
商品別シェアを見ると、生活家電と情報家電が増えて、通信家電とカメラ類が減っています。
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平成28年11月のドラッグストア販売は4,648億円、前年同月比でみると4.9%の増加となリました。
商品別にみると、食品が同8.5%の増加、家庭用品・日用消耗品・ペット用品が同6.9%の増加、O TC医薬品が同5.7%の増加、その他が同5.2%の増加、ビューティケア(化粧品・小物)が同4.5% の増加、トイレタリーが同3.0%の増加、ヘルスケア用品(衛生用品)・介護・ベビーが同1.3%の増加となりました。
一方、調剤医薬品が同▲4.1%の減少、健康食品が同▲1.2%の減少となりました。
ここでは、ドラッグストア業態の商品別シェアを示しています。 最大の食品のほか、家庭用品、OTC医薬品、ビューティケア品などのシェアが大きいです。
また先月との差はほとんどありません。
【ドラッグストアの商品別販売割合】
平成28年11月のホームセンター販売は2,736億円、前年同月比でみるとプラス0.7%の増加となりました。
商品別にみると、電気が同4.1%の増加、DIY用具・素材が同2.9%の増加、園芸・エクステリア が同2.5%の増加、その他が同1.8%の増加、カー用品・アウトドアが同1.2%の増加となりました。
一方、オフィス・カルチャーが同▲2.9%の減少、インテリアが同▲2.6%の減少、家庭用品・日用 品が同▲1.7%の減少、ペット・ペット用品が同▲0.4%の減少となりました。
販売割合を見るとDIY用品、家庭用品・日用品、園芸・エクステリアの3分野が大きな割合を占めています。
先月との差はほとんどありません。
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