2016年3月鉱工業生産指数は一進一退、生産指数96.6、前月比プラス3.6%
経済産業省が発表した平成28年3月の鉱工業生産指数(2010年=100,季節調整済み)速報値は前月比プラス3.6%の96.6で2ヶ月ぶりにプラスとなりました。
生産は一進一退
2016年3月は生産、出荷、在庫、在庫率は上昇しました。
製造工業生産予測調査によると、4月は上昇、5月は低下を予測しています。
そのため基調判断は「生産は一進一退。」としました。
【基調判断の推移】
年月
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基調判断
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平成25年9月~26年3月
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「生産は持ち直しの動き」
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平成26年4月~5月
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「生産は横ばい傾向」
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平成26年6月~8月
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「生産は弱含み」
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平成26年9月~11月
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「生産は一進一退」
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平成26年12月~4月
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「生産はゆるやかな持ち直しの動き」
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平成27年5月~7月
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「生産は一進一退」
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平成27年8月
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「生産は弱含み」
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平成27年9月〜
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「生産は一進一退」
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生産・出荷・在庫動向
生産は、前月比3.6%の上昇でした。
業種別にみると、輸送機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、金属製品工業等が上昇し、情報通信機械工業、窯業・土石製品工業、石油・石炭製品工業が低下しました。
上昇した品目
- 普通乗用車
- シャシー・車体部品
- 半導体製造装置
- 水管ボイラ
- 機械プレス
- 橋りょう
- ガス風呂がま
- うす板ばね
- モイスチャークリーム
- ファンデーション
- 美容液
低下した品目
- 固定通信装置
- システム式金銭登録機
- 端末装置
- ファインセラミックス(機能材)
- ガラス長繊維製品等
- ナフサ
- ガソリン
- ジェット燃料油等
出荷は、前月比1.4%の上昇でした。
業種別にみると、輸送機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、金属製品工業等が上昇し、電子部品・デバイス工業、繊維工業、鉄鋼業等が低下しました。
在庫は、前月比 2.8%の上昇でした。
業種別にみると、
輸送機械工業、輸送機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、電気機械工業等が上昇し、石油・石炭製品工業、鉄鋼業、プラスチック製品工業等が低下しました。
項目
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季節調整済指数 | 原指数 | ||
---|---|---|---|---|
指数 | 前月比(%) | 指数 | 前年同月比(%) | |
生産
|
96.6(93.2)
|
3.6(▲5.2)
|
107.9 |
0.1
|
出荷
|
94.1(92.8)
|
1.4(▲4.1)
|
109.2
|
▲1.2
|
在庫
|
115.3(112.2)
|
2.8(▲0.2)
|
106.7
|
1.7
|
在庫率
|
118.5(114.5)
|
3.5(▲1.5)
|
99.6
|
4.0
|
注1:()内は前月における確報値・前月比。
注2:▲はマイナスを示す。
【生産・出荷・在庫・在庫率の推移】
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(備考)
2010年=100、季節調整済指数
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