コンビニエンスストア2015年12月売上〜全店、既存店共に来客数はプラス。売上高は9ヶ月連続プラス〜
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(JFA)が20日発表の12月のコンビニエンスストア売上高は、既存店ベースで7,607億円となり、前年同月比プラス0.9%と、8ヶ月連続のプラスとなりました。
12月は全国的に降水量が多かったものの、平年に比べ気温がかなり高く、全店・既存店とも来店客数はプラスとなった。また、淹れたてコーヒーを含むカウンター商材や、弁当、惣菜等の中食、年末商品等が好調に推移したことから、全店・既存店とも売上高は前年を上回る結果となりました。
既存店ベースで、
- 13億1,177万人(前年同月比1.0%)が2ヶ月ぶりのプラス
- 平均客単価630円(前年同月比+0.3%)は9ヶ月連続のプラス
- 売上高8,267億円(前年同月比+1.4%)が9ヶ月連続のプラス
既存店ベースの来客数、売上高、客単価はプラスとなりました。
来店客数は2ヶ月ぶりのプラスです。
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【コンビニエンスストア業界 売上高・店舗数の推移】
(注)一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(JFA)データよりシミュライズ作成。 以下グラフも同様
【コンビニエンスストア業界 売上高の前年同月比 (2013年1月以降)】
業界全体の店舗数は今月235店ほど増えていて、全店ベースの売上高(34ヶ月連続のプラス)、来店客数(57ヶ月連続のプラス)は引き続き増大しています。
業界内での新規参入店舗との競争もあり、既存店の売上高は2014年4月の消費税増税以降は前年比マイナスでもみ合いが続いていましたが、2015年4月以降はプラス圏内で推移しています。
商品構成比はお弁当やおにぎり、パンなどの日配食品が36%、インスタント食品、冷凍食品、缶詰などの加工食品が26.5%,雑誌や日用品などの非食品が31.3%、サービスが6.2%だった。
続いて、既存店ベースの来店客数と客単価について確認します。
【既存店の来店客数と客単価の推移】
2008年以降の長期傾向として、既存店についても来店客数は増加をつづけてきたことがわかります。2015年2月から7月まで客数は前年比でほぼ横ばい状態が続いていて8月は1%を超え9月はマイナス1%を下回ります。10月はプラス2%、11月はマイナス0.5%、12月はプラス1.0%とプラスとマイナスが交互に続いています。
客単価は去年の消費税前の駆け込み需要の影響で2月3月は前年比でマイナスでしたが、4月以降はプラス圏内を推移していて12月は前年同月比でプラス0.3%です。
【既存店の客数と客単価の前年同月比 (2013年1月以降)】
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