家計消費指数 2015年11月実質88.5、前年同期比4.3%の減少 〜家具・家事用品、保健医療、が100を超すも教育は大きく落ちる〜
家系消費指数(総務省統計局)-2015年11月
家計消費指数は、総務省統計局が実施している家計調査結果のうち毎月の購入頻度が少なく結果が安定しにくい高額消費部分を家計消費状況調査結果で補完した結果を指数化したもので、これにより家計消費の動向をより安定的に把握しようとするものです。
全国の世帯を対象にしている2015年11月の家計消費指数は以下のようになっています。
- 家系消費指数は、実質で88.5、名目で92.5です。 (二人以上世帯)
- 前年同月比 実質 4.3%の減少
- 前年同月比 名目 3.9%の減少
- 勤労者世帯の家計消費指数は、実質で87.7、名目で91.6です
- 前年同月比 実質 4.7%の減少
- 前年同月比 名目 4.4%の減少
【お知らせ】気になるニュースをお届けしますシミュライズ《無料》
お金が全てじゃないけど、有って損しないもの事実。就職難の時代ではありますが、
良い就職・転職をする際には、しっかりした情報収集が大切。
実質内訳をみると以下のグラフのようになっています。(2人以上の世帯)
100を上回ったのは家具・家電用品、保健医療、です。
先月に比べると消費支出、住居、教養娯楽、諸経費の数値は下げていますが、他は上昇しています。
先月大きく伸びた住居は落としています。
教育は大きく下げました。
家具・家事用品、保健医療は少し伸びています。
【家系消費指数(二人以上の世帯及び勤労者世帯) の推移】
家系消費指数は2014年3月までは実質と名目であまり差はありませんでしたが2014年4月以降差がつくようになりました。
また年末、年度末を除くと100を切ることが多く消費活動が活発とは言えない状態が続いています。
10月は全ての項目で上げていましたが、11月はすべての項目で下げています。
今月の家系消費指数は実質で前年同月比4.3%減少していて、全ての項目でマイナス圏に入り前年を下回っていますので状況は悪化していると言えます。
【家計消費指数 前年同月比の推移】
最新オリジナルニュースやジャンル別の記事については、ホームへ どうぞ。