2015年11月の家電量販店・ドラッグストア・ホームセンターの販売額統計〜前月比で家電量販店が伸びる〜
経済産業省による商業動態統計速報によると、家電大型専門店、ドラッグストア、ホームセンターの2015年11月の販売動向全体では前月比で増加、前年同月比でも増加しています。
家電大型専門店の販売額は前月比10.1%増加、ドラッグストアの販売額は前月比2.7%減少、ホームセンターの販売額は前月比1.1%減少しました。
1年前と比較すると家電大型専門店の販売額は前年同月比で3.7%減少、ドラッグストアの販売額は前年同月比で7.3%増加、ホームセンターの販売額は前年同月比で2.2%減少しました。
専門量販店販売統計は、売り場面積500㎡以上の家電大型専門店を10店舗以上有する企業、ドラッグストアを50店舗以上有する企業、ホームセンターを10店舗以上有する企業などを調査対象とし、2,400店舗以上の家電大型専門店、13,000店舗以上のドラッグストア、4,000店舗以上のホームセンターと、大型量販店のデータを幅広く集積しているのが特徴です。
【専門量販店販売統計 2015年9月販売額】
月販売額 | 前月比 | 前年同月比 | |
家電大型 専門店 |
3,358億円 | 10.1% | -3.7% |
ドラッグ ストア |
4,345億円 | -2.7% | 7.3% |
ホーム センター |
2,718億円 | -1.1% | -2.2% |
(注)経済産業省、専門量販店販売統計より
【家電大型専門店、ドラッグストア、ホームセンターの販売動向】
続いて、業態別にみてみましょう。
11月の家電大型専門店販売は3,358億円、前年同月比でみると3.7%の減少となりました。
商品別にみると、通信家電が同▲19.0%の減少、カメラ類が同▲16.7%の減少、情報家電が同▲ 9.1%の減少、AV家電が同▲0.9%の減少となりました。
一方、その他が同6.5%の増加、生活家電が同1.6%の増加となりました。
商品別シェアを見ると先月と大きな違いはありません。
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11月のラッグストア販売は4,345億円、前年同月比でみると7.3%の増加となりました。
商品別にみると、食品が同10.4%の増加、ビューティケア(化粧品・小物)が同8.8%の増、健康食品が同8.3%の増加、ヘルスケア用品(衛生用品)・介護・ベビーが同7.2%の増加、その他が同6.6%の増加、調剤医薬品が同6.3%の増加、家庭用品・日用消耗品・ペット用品が同5.7%の増加、 トイレタリーが同4.9%の増加、OTC医薬品が同4.8%の増加となりました。
ここでは、ドラッグストア業態の商品別シェアを示しています。 最大の食品のほか、家庭用品、OTC医薬品、ビューティケア品などのシェアが大きいです。
【ホームセンターの商品別販売額】
11月のホームセンター販売は2,718億円、前年同月比でみると2.2%の減少となりました。
商品別にみると、その他が同▲8.5%の減少、カー用品・アウトドアが同▲5.3%の減少、インテリアが同▲4.3%の減少、園芸・エクステリアが同▲4.2%の減少、オフィス・カルチャーが同▲3.0%の減少、電気が同▲1.9%の減少、DIY用具・素材が同▲1.1%の減となりました。
販売割合を見るとDIY用品、家庭用品・日用品、園芸・エクステリアの3分野が大きな割合を占めています。
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