7月の全国消費者物価指数〜総合指数103.7と26ヶ月連続プラスとなるものの、生鮮食品を除く総合指数は103.4と2年2ヶ月ぶりに横ばい〜
総務省が発表した7月の全国消費者物価指数は103.7 (2010年を100とする)、前年同月比が0.2%となり、26ヶ月連続でプラスとなりました。
生鮮食品を除く総合指数は103.4、前年同月比が0.0%と横ばいになりました。これは2013年5月以来2年2ヶ月ぶりです。
生鮮食品の指数は110.2で前年同月比は7.3%で、生鮮野菜の指数は107.4で前年同月比は13.4%です。この数値には実感されてる方も少なくないと思います。
消費者物価ってなに? というギモンについは、ぜひ下記を覧ください。
また月々の食品を中心とした物価の状況を掲示しています。
全国消費者物価指数 2015年7月
総務省による8/28 公表、2015年7月の全国消費者物価指数の動向は以下のようになっています。
- 総合指数は2010年(平成22年)を100として103.7前月比は0.1%の減少 前年同月比は0.2%の上昇
- 生鮮食品を除く総合指数は103.4前月と同水準 前年同月とも同水準
- 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は101.2前月比は0.1%の上昇 前年同月比は0.6%の上昇
【 全国消費者物価指数 直近の前年同月比変化(%)】
2015年 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 |
総合 | 0.6 | 0.5 | 0.4 | 0.2 |
生鮮食品を除く総合 | 0.4 | 0.1 | 0.1 | 0.0 |
食料及びエネルギーを除く総合* | 0.4 | 0.4 | 0.6 | 0.6 |
* 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合
(注)総務省資料よりシミュライズまとめ
月次の推移をみると、2013年後半以降、着実な上昇をつづけてきましたが、昨年秋以降の原油価格の下落などをうけ、総合、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比の伸び率が急速に鈍化していることがわかります。
今月の生鮮食品を除く総合指数は前年同月比が横ばいで、これは2013年5月以来2年2ヶ月ぶりです。
日銀は消費税率引き上げが2014年度の消費者物価に与える影響を前年同月比2.0%と試算しており、これが4月からなくなったため前年同月比の消費者物価指数は大きく下がりました。
前月比で電気代(-2.6%)、衣料(ワンピース(春夏物)-20.6%)が下落しており、一方、教養娯楽サービス(外国パック旅行11.6%)、交通(航空運賃 8.9%)の上昇が目立ちます。
前年同月比では電気代(-3.8%)、自動車関係費(ガソリン-15.2%)が下落していて、教養娯楽サービス(宿泊料5.0%)、生鮮野菜(じゃがいも 50.9%)の上昇が目立ちます。
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