コンビニエンスストア7月売上〜夏物商材の売れ行きが好調で売上は4ヶ月連続で前年を上回る〜
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(JFA)が20日発表の7月のコンビニエンスストア売上高は、既存店ベースで8,485億円となり、前年同月比プラス1.2%と、4ヶ月連続のプラスとなりました。
7月は西日本を除いて、中旬以降は晴れの日が多く、平均気温も高かったため、全店・既存店の来店客数は共にプラスとなりました。
また、淹れたてコーヒーを含むカウンター商材が引き続き好調に推移し、特に梅雨明け以降、飲料 やアイスクリーム等の夏物商材の売れ行きが好調となり全体の売上を押し上げたことから、全店・既存店とも売上 高は前年を上回る結果となりました。
既存店ベースで、
- 14億1,839万人(前年同月比+0.1%)が2ヶ月ぶりのプラス
- 平均客単価598円(前年同月比+1.1%)は4ヶ月連続のプラス
- 売上高8,485億円(前年同月比+1.2%)が4ヶ月連続のプラス
既存店ベースの売上高や客単価はプラスを維持していて来店客数が2ヶ月ぶりにプラスです。
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【コンビニエンスストア業界 売上高・店舗数の推移】
(注)一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(JFA)データよりシミュライズ作成。 以下グラフも同様
【コンビニエンスストア業界 売上高の前年同月比 (2013年1月以降)】
業界全体の店舗数は拡大が続いており、それにともなって全店ベースの売上高(29ヶ月連続のプラス)、来店客数(52ヶ月連続のプラス)は増大しています。業界内での新規参入店舗との競争もあり、既存店の売上高は2014年4月の消費税増税以降は前年比マイナスでもみ合いが続いていましたが、2015年4月以降はプラス圏内で推移しています。
【売上の商品構成比】
商品構成比はお弁当やおにぎり、パンなどの日配食品が35.8%、インスタント食品、冷凍食品、缶詰などの加工食品が28.2%、雑誌や日用品などの非食品が30.4%、サービスが5.6%だった。
続いて、既存店ベースの来店客数と客単価について確認します。
【既存店の来店客数と客単価の推移】
2008年以降の長期傾向として、既存店についても来店客数は増加をつづけてきたことがわかります。2015年2月から7月まで客数は前年比でほぼ横ばい状態が続いています。客単価は去年の消費税前の駆け込み需要の影響で2月3月は前年比でマイナスでしたが、4月以降はプラス圏内を推移しています。
【既存店の客数と客単価の前年同月比 (2013年1月以降)】
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