6月の家計調査〜消費支出は2ヶ月ぶりに減少、実収入は3ヶ月連続で上昇〜
6月の勤労者世帯の実収入は増加し、増加傾向は明らかなるも、一度復活したかに見えた消費はまた減少に転じた。
まだまだ消費者心理はベアで完全に変化したとは言えないかもしれない。
賞与分の消費動向等今後の動向を見極めていきたい。
家計調査報告(総務省統計局)-2015年6月
全国の世帯を対象に家計の状況を抽出調査している2015年6月の家計調査報告は以下のようになっています。
- 消費支出は, 1世帯当たり 268,652円 (二人以上世帯)
- 前年同月比 実質 2.0%の減少
- 前年同月比 名目1.5%の減少
- 消費支出(除く住居等)は, 1世帯当たり 234,377円
- 前年同月比 実質1.4%の減少
- 前年同月比 名目0.9%の減少
- 勤労者世帯の実収入は、1世帯当たり733,589円
- 前年同月比 実質2.8%の増加
- 前年同月比 名目3.3%の増加
【家計調査(二人以上の世帯) 消費支出の前年同月比増減率の推移】
消費は2014年春の消費税増税以降、実質ベースでマイナス圏でしたが前月にプラス圏まであと少しというところまで迫り、先月1年2ヶ月ぶりにプラス圏に入りました。
しかし今月はまたマイナス圏に戻ってしまいました。
勤労者世帯実質収入ですが、こちらは名目で昨年の12月から、実質でも3ヶ月連続でプラス圏内です。 このまま全国的な家計収入アップにつながっていくのか注目していきたいところです。
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