6月の全国消費者物価指数〜25ヶ月連続のプラス、総合指数103.8、前年同月比+0.4%〜
総務省が発表した6月の全国消費者物価指数は103.8 (2010年を100とする)、前年同月比が0.4%となり、25月連続でプラスとなりました。
確実に物価は上昇を続けています。みなさんも身の回りのものが高くなった、あるいは同じ金額でもずいぶんとう量が少なくなったとか
実感している方が多くなってきていると思います。生鮮野菜は今月も前年同月比がなんと 13.2%高と家計に重くのしかかっています。
消費者物価ってなに? というギモンについは、ぜひ下記を覧ください。
全国消費者物価指数 2015年6月
総務省による7/31 公表、2015年6月の全国消費者物価指数の動向は以下のようになっています。
- 総合指数は2010年(平成22年)を100として103.8前月比は0.2%の減少 前年同月比は0.4%の上昇
- 生鮮食品を除く総合指数は103.4前月と同水準 前年同月比は0.1%の上昇
- 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は101.1前月と同水準 前年同月比は0.6%の上昇
【 全国消費者物価指数 直近の前年同月比変化(%)】
2015年3月 | 4月 | 5月 | 6月 | |
総合 | 2.3 | 0.6 | 0.5 | 0.4 |
生鮮食品を除く総合 | 2.2 | 0.4 | 0.1 | 0.1 |
食料及びエネルギーを除く総合* | 2.1 | 0.4 | 0.4 | 0.6 |
* 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合
(注)総務省資料よりシミュライズまとめ
生鮮食品を除く総合の前年同月比の上昇幅は変わらず。(5月 0.1% → 6月 0.1%)
- 電気代,都市ガス代などのエネルギーにより総合の上昇幅が0.09ポイント縮小
- 家庭用耐久財により総合の上昇幅が0.02ポイント拡大
- 教養娯楽用耐久財により総合の上昇幅が0.02ポイント拡大
- 外国パック旅行により総合の上昇幅が0.03ポイント縮小
月次の推移をみると、2013年後半以降、着実な上昇をつづけてきましたが、昨年秋以降の原油価格の下落などをうけ、総合、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比の伸び率が急速に鈍化していることがわかります。
日銀は消費税率引き上げが2014年度の消費者物価に与える影響を前年同月比2.0%と試算しており、これが4月からなくなったため前年同月比の消費者物価指数は大きく下がりました。
原油価格の影響を受けた交通・通信(ガソリン-14.2%)、光熱・水道(灯油-21.1%)が下落しており、一方、生鮮野菜(トマト20.4%)の上昇がが目立ちます。
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