消費者態度指数2ヶ月連続低下41.4、雇用環境1.4ポイント低下
今月発表された内閣府の消費者動向調査の結果から消費者マインドを確認してみましょう。
消費者態度指数は2ヶ月連続の低下をみせ、年末から好調だった個人消費者の景況感は頭打ちの状態のようです。
消費者態度指数—2015年5月
消費者態度指数とは、内閣府による消費動向調査の一部として毎月公表されているもので、消費者の今後半年間の暮らし向きの見通しになどについての意識を示す指標です。 消費者マインドから景気動向を知るうえで役立ちます。 一般的に50が良い・悪いの判断のひとつの目安とされます。
発表された、5月の指数は前月より0.1ポイント低下し、41.4となり、2か月連続で前月を下回りました。 消費者マインドは持ち直しのテンポが緩やかになっています。
【一般世帯の消費者態度指数の推移】
季節調整値 | 前月差 | |
2015年3月 | 41.7 | 0.8 |
4月 | 41.5 | -0.2 |
5月 | 41.4 | -0.1 |
【消費者態度指数の推移】
(注)内閣府公表資料より作成。季節調整値。
続いて、消費者態度指数を構成する消費者意識指標(一般世帯)の前月からの動きをみてみると以下のようになっています。
- 「暮らし向き」が0.4ポイント上昇の38.8
- 「収入の増え方が」が0.5ポイント上昇の39.8
- 「雇用環境」が1.4ポイント低下しの47.2
- 「耐久消費財の買い時判断」が0.1ポイント低下の39.6
【消費者態度指数を構成する消費者意識指標(一般世帯)の推移】
昨年末以降、全体として改善傾向にありましたが、雇用環境が-1.4ポイント、耐久消費財の買い時判断が-0.1ポイントとなり足踏み状態です。
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