ストレスの多い社会ですが、皆さんはどう解消されていますか？

ストレスはだれでも大なり小なり抱えている問題。そして一生上手に付き合っていかなければならない人生の大きなテーマの一つでもあります。

ストレスの内容

さてみなどれくらいの割合で人々はストレスを感じているのでしょうか？

厚生労働省が5年に1回行っている「労働者健康状況調査」によれば、「仕事や職業生活でストレスを感じている」労働者の割合以下のようになっています。

調査開始の1982年から2012年まで、つまり30年の間にプラス10.3%と1割もストレスを感じている割合は増えているようです。

この割合を年代別に見てみると（2012年の調査結果）以下の通りです。

やはり30歳代・40歳代のいわゆる働き盛りの世代のストレスが高いようです。気を付けたいところです。

ストレスの内容を具体的に見ると（2012年の調査結果）

1位人間関係（41.3％）が最も多く、2位仕事の質（33.1％）、3位仕事の量（30.3％）と続きます。

（厚生労働省　「こころの耳」）

ではこれをどのように解消するかによってどれだけ将来の貯蓄に差が出るのかをシミュレーションしてみましょう。（“シムる”と呼んでいます。“ググる”のような感じです。）

ストレス解消

大声で叫ぶ、立派な家を買いゆったりくつろぐ、居酒屋でお酒を飲む、癒しグッズを買う、ベッドを買う、趣味を楽しむ、音楽を聴く、友達と語り合う、いろいろな方法があります。

今日は次の都会で働くストレスの多い2人の会社員を例に取って比較してみましょう。昨年にとても大きなストレスを感じて、2人とも同時期にストレス解消の方法を考え始め、実際の行動に出ました。早速2人をご紹介します。

1.家持　良夫君　35歳　年収600万円　貯金500万円（現実派）

都心にマンションを購入し、通勤時間を縮め、夜景を楽しみながらストレス解消。毎日早く帰って大画面でDVDを見ながら、ビールを家飲みしたいタイプ。毎日らくらく20分通勤！節約できた時間を読書や映画鑑賞に充てる。マンションを買ってから、家に帰ってきたらかなり日常の中の「非日常」が結構味わえていると実感している。

ローンを組んでいるので、交際費や旅行費用はあまり使えないのと、都心の食費が高いのがデメリットと感じている。

2.家無　義男君 35歳　年収600万円　貯金５００万円（ロマンティック派）

郊外のアパートに住み、平凡な生活をしながら、年に6回、2か月に1回だけ豪勢に気ままな旅行をします。温泉や美味しい食事、豊かな自然でしっかり癒されます。アロマ・マッサージも好きになりました。

普段は小さいが、住み慣れたアパートで旅の計画を綿密に立てる。これもまた楽しみのひとつ。近所は定食屋も充実していて、価格も安いので日常生活には満足している。

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それではこの2人のお金の計算に入ります。

１． 家持　良夫のストレス解消

家持氏は天王洲アイルから徒歩4分のワールドシティタワーズ・キャピタルタワー5,480万円(参考価格)を思い切って30年ローンで購入しました。

総戸数2,090戸、42階建てのマンションです。（最上階にあの民放アナウンサーが住んでいるとかいないとか）　2006年築の1LDKです。

住友不動産が分譲した大規模高層マンションで、様々な共用施設やサービスがマンション内に備えられています。棟内に店舗もありスーパーや病院、金融機関なども入っています。便利でスマートな都会生活の醍醐味を満喫しています！

こんな間取りの部屋に住んでいます。

吹き抜けのあるメゾネットタイプです

バルコニーからはこんなお台場の夜景を毎日見られます。　非日常が日常で味わえる空間です。

【家持氏の癒しのコスト】

*簡略化のため実勢価格5,480万円の6割程度の3,288万円を固定資産税の課税標準額としてとして計算。

固定資産税税額はその1.4％で46万円、都市計画税税率0.3％で9.8万がかかることにしています。

その他では駐車場23000円～、バイク置場1000円～駐輪場200円～/月、大型車専用駐車場・ミニバイク置場は空無となっています。

家持氏の感想

「この毎日の癒しのために必要な年間コストは280万円あまり、年収が600万円
なので、これはかなりの負担感であることは間違いない。他のことを節約すればなんとかやっていけるし、年収もきっと上がっていくであろう。家さえあればなんとかなる。家無氏のような旅行で贅沢三昧なんかはしなくても僕は幸せだ。」

２．家無　義男の場合

家無氏は家賃10万円で郊外の２DKのアパートに住んでいます。完ぺきではないですが、住み慣れていて安堵できる環境です。

通勤時間は約1時間15分と家持の20分と比べ多め（まあ3倍近くですが）にかかっており、その分ストレスを多く感じているかもしれません。しかしその分彼はストレス解消のためにほぼ毎月旅行に行きます。

たとえば今週彼が選んだ宿は

関東圏であればアクセスの非常に良い、熱海の

「リラックスリゾートホテル」

にしてみました。

熱海の駅からタクシーで5分の立地で週末に別世界が味わえる全室オーシャンビュー、13室しかない

人気のハイエンドリゾートだ。（ちなみにヘリコプターで来たい方はヘリポートもあるそうです・・・）

ちかごろヒルナンデスでも紹介された人気のリゾートホテルだ。

いま【超お得！10000円引き】東京・神奈川・千葉・埼玉在住 還元プランでは東京都、神奈川、千葉、埼玉の皆さまに感謝を込めて平日、通常料金より10,000円引きを実施中だ。

13室の中から選んだ部屋はちょっと大きめの

「Sタイプ　ツインベッド＆キングデイベッド　シャワーブース　天然温泉かけ流し露天風呂(87㎡）」

これが6月中のオフシーズンであればなんと34,000円（1名料金/2名利用）で泊まれてしまう！

まあ電車代と合わせて、かつ彼女（いまはいないけど。。）と一緒にきても、予算１０万で楽しめる近場で味わえる別世界である。

ちょっと常識外れとライバル（？）の家持君には言われるかもしれない。

けれども、十分に投資分のリターンをとれていると、家無氏は実感じている。ちょっとだけ様子を紹介すると、こんなイメージだ。

温泉に入りながら熱海の夜景を一望。

こんなベッドで完全に癒される。

お風呂サイドでシャンパンで乾杯！なんてことまでできる！

さらに美味しいイタリアンのコースディナー、朝食はアメリカンブレックファスト、充実のエステ、マッサージ、24時間ルームサービスと大満足だが、さらにおどろきのサービスの数々がある。

それはバトラーに頼めば、

• コンビニへ行って買物をしてきてくれたり
• DVDを借りてきてくれたり

またさらに、

• 靴磨きサービスがあったり
• 車の方は洗車サービスがあったり

まさに至れり尽くせり。

本館から離れたVILLAの客室には天然温泉かけ流しの露天風呂があり、さらに贅沢に楽しめる。

毎月ここに来るとして　10万円*6回/年＝60 万円の費用で自分を癒し切ってくれるのである。

家無氏の癒しのコストは、普段の家賃は比較のために含めるとして、大体以下のような出費となる。

【家無氏の癒しのコスト】

年間にできる差額はそのまま貯金に回して、将来自分の別荘を建てるために使いたいとおもっている。

この2人の選択の結果、どのように将来差ができるのかを人生設計的に見てみよう。

65歳での貯金額の差額はいくらになっているかを見てみよう。

家無氏はこの結果を見て、よし65歳になったら小さな別荘を熱海に買うか、とさらに将来の癒しプランを立てて楽しんでいる。

家持氏はこの数字を見て、最後にこの家を売れば、その収入で家無氏の貯金額に追い付くだろう。いまから30年後でもこのマンションの価値は2,000万円はするに違いないと祈った。

さあみなさん、あなたはどっちですか？

家持派？家無派？

どっちにするかすごく迷ってストレスを貯めないように注意してください。編集部では少しだけ家無氏の方がローン支払いのストレスもなく、余裕がある気がしています。

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家持 良夫

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