4月の家電量販店・ドラッグストア・ホームセンターの販売額統計〜先月に引き続き園芸・エクステリアが大きな伸びを見せる〜
経済産業省による専門量販店販売統計によると、家電大型専門店、ドラッグストア、ホームセンターの2015年4月の販売動向全体では前月比で下落、前年同月比で増加しています。
家電大型専門店の販売額は前月比 22.3%減少、ドラッグストアの販売額は前月比4.1%減少、ホームセンターの販売額は8.8%の増加です。
家電大型専門店の下落幅は大きく、先月の大幅上昇分をほぼ消しています。
1年前と比較すると家電大型専門店の販売額は前年同月比で10.3%の増加、ドラッグストアの販売額は前年同月比で12.6%の増加、ホームセンターの販売額は前年同月比で4.9%の増加となりました。
専門量販店販売統計は、売り場面積500㎡以上の家電大型専門店を10店舗以上有する企業、ドラッグストアを50店舗以上有する企業、ホームセンターを10店舗以上有する企業などを調査対象とし、2,400店舗以上の家電大型専門店、13,000店舗以上のドラッグストア、4,000店舗以上のホームセンターと、大型量販店のデータを幅広く集積しているのが特徴です。
【専門量販店販売統計 2015年4月販売額】
4月販売額 | 前月比 | 前年同月比 | |
家電大型 専門店 |
3166億円 | -22.3% | 10.3% |
ドラッグ ストア |
3989億円 | -4.1% | 12.6% |
ホーム センター |
2829億円 | 8.8% | 4.9% |
(注)経済産業省、専門量販店販売統計より
【家電大型専門店、ドラッグストア、ホームセンターの販売動向】
家電大型専門店、ドラッグストア、ホームセンター、いずれの業態もデータを集計している店舗数は前月比わずかに(1%未満)増えていますが、それを大幅に上回る販売額の伸びを示しています。
続いて、業態別にみてみましょう。
【家電大型専門店の商品別販売額
3月はすべての分野で売上を伸ばしていましたが4月はすべての分野で売上をおとしています。前年同月比で比較すると情報家電をのぞき売上は伸びています。。
前月比で販売額を比較すると生活家電が-23.1%減、情報家電(パソコンや周辺機器など)が20%減、AV家電(テレビやステレオなど)が29.1%減、通信家電が35.8%減、カメラ類が11.9%減です。
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【ドラッグストアの商品別販売割合】
ここでは、ドラッグストア業態の商品別シェアを示しています。 最大の食品のほか、家庭用品、OTC医薬品、ビューティケア品などのシェアが大きいです。
【ドラッグストアの商品別販売額】
ドラッグストア業態では今月全ての分野で売上が落ちています。前月比で調剤医薬品が-8.5%、OTC医薬品が-9%,ヘルスケア用品が-5.9%,健康商品が-2.6%,ビューティーケア商品が-1.3%、トイレタリーが-3.2%,家庭用品が-1.5%,食品が-3.8%です。
【ホームセンターの商品別販売額】
ホームセンター業態では、今月も多くの分野で販売額が上昇しています。特に園芸・エクステリアの分野は前月比49.6%増と目につきます。
その他ではカー用品・アウトレット(14.4%増), DIY用品(6.3%増)も上昇率が大きいです。
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