【景気】【支出】コンビニエンスストア4月売上〜売上は13か月ぶりに、客単価は3ヶ月ぶりに、来店客数は3ヶ月連続、前年を上回る〜
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(JFA)が20日発表の4月のコンビニエンスストア売上高は、既存店ベースで 7,415億円となり、前年同月比プラス4%と、13か月ぶりのプラスとなりました。
4月は全国的に天気の崩れる日が多く降水量は多かったものの、平均気温が高かったことにより、アイスクリーム等の夏物商材が好調に推移したことや、前年の消費税増税後のたばこ等の買い控えによる反動から、客単価及び売上高ともに前年を上回りました。
既存店ベースで、
- 来店客数12億4709万人(前年同月比+0.5%)が3ヶ月連続のプラス
- 平均客単価595円(前年同月比+3.5%)が3ヶ月ぶりのプラス
- 売上高7,415億円(前年同月比+4%)は13ヶ月ぶりのプラス
既存店ベースの売上高や客単価がプラスに転じ来店客数も3ヶ月連続でプラスと上向いています。
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【コンビニエンスストア業界 売上高・店舗数の推移】
(注)一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(JFA)データよりシミュライズ作成。 以下グラフも同様
【コンビニエンスストア業界 売上高の前年同月比 (2013年1月以降)】
業界全体の店舗数は拡大が続いており、それにともなって全店ベースの売上高(26ヶ月連続のプラス)、来店客数(49ヶ月連続のプラス)は増大しています。しかし、業界内での新規参入店舗との競争もあり、既存店の売上高は2014年4月の消費税増税以降は前年比マイナスでもみ合いが続いています
続いて、既存店ベースの来店客数と客単価について確認します。
【既存店の来店客数と客単価の推移】
2008年以降の長期傾向として、既存店についても来店客数は増加をつづけてきたことがわかります。2014年12月から4月まで客数は前年比で増え続けていますが、客単価は前年比で下がり続けています。
【既存店の客数と客単価の前年同月比 (2013年1月以降)】
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