野菜小売価格緊急調査をしっていますか?
5年以上前に農林水産省が野菜の価格の不安定さを危惧し報告を始めたものです。
当面の間として開始しましたが、価格の変動は依然大きく現在も調査は継続されています。
野菜はアベノミクスの影響より天候の影響で大きく価格を上昇させています。
さてどんなものが高く、どんなものが安いのでしょうか?
(サラダも高くなる予感)
主要野菜最新のデータ
今から5年以上前の平成22年2月から3月の低温、日照不足等の天候不順により、農作物の生育が停滞し、供給が減少する等の影響が出たことから調査は開始されている。
主要な野菜の小売価格について緊急調査を毎週実施しています。
最新のデータは以下のようになっています。
品目 | キャベツ | レタス | きゅうり | トマト | ||||||||||||||||||
平成27年 5月11日の週 | 価格 | 318 | 500 | 523 | 722 | |||||||||||||||||
前週比 | 122% | 76% | 78% | 96% | ||||||||||||||||||
平年比 | 185% | 131% | 124% | 118% |
注1:価格は消費税込み価格で、全調査店舗の単純平均である。また、特売品等は含まない。注2:平年比とは、平成22~26年度の食品価格動向調査業務による同月の調査価格の5カ年平均価格と比較したものである。 注3:各都道府県10店舗(全国470店舗)について訪問調査。
これを見ると主要品目で大きく平年比を上回っていることがわかる。特にキャベツが185%、前週比でも122%と急騰しています。
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他の野菜価格は?
他の野菜にも目をむけると、4月の総務省の実施している東京都区部の消費者物価指数中間報告では以下のようになっている。
平成22年=100として指数化してある数時だが、100以上のもがほとんどで、わずかにねぎ、たまねぎのみ100を下回っている。
1位 はくさい
2位 なす
3位 キャベツ
という順番になっている。
実際の小売価格
1キロ当たりの実際の小売価格は今年(2015)に入り以下のように推移してきている。
単位は円/キログラム
1月 | 2月 | 3月 | |||
だいこん | 154 | 170 | 157 | ||
にんじん | 297 | 286 | 283 | ||
はくさい | 133 | 136 | 167 | ||
キャベツ | 229 | 202 | 169 | ||
ほうれんそう | 1012 | 824 | 779 | ||
ねぎ | 571 | 510 | 497 | ||
レタス | 827 | 576 | 511 | ||
きゅうり | 742 | 678 | 665 | ||
なす | 873 | 874 | 797 | ||
トマト | 663 | 696 | 766 | ||
ピーマン | 1161 | 1193 | 1080 | ||
ばれいしょ | 313 | 316 | 324 | ||
さといも | 601 | 593 | 610 | ||
たまねぎ | 242 | 245 | 240 |
資料:総務省 小売物価統計調査(東京都区部)
(注)全国の店舗(事業所)及び世帯を対象に、消費生活において重要な商品の小売価格やサービスの料金を調査したもの。
しばらくは野菜の価格にも注目したい。