全米先物取引委員会(CFTC)により週末公表の、シカゴ通貨先物市場における3/24時点の投機筋ポジション動向。
円ポジションは小動き。一時期に比べかなりショートは減少した状態で、為替レートは徐々に円が買われる展開。 一時118円台前半をつけ119円台前半で週を終えています。 ユーロは大幅にショート積み増し。 2012年の水準を超えて過去最大規模。 為替レートは今のところほとんど反応せず、EUR/USD為替レートは1.08台後半です。
2014年はじめからの主要通貨の投機筋ネットポジション(対ドル)の動きをグラフ化しています。
(注1)CFTC公表データをもとにシミュライズまとめ
このたびNY時間に公表されているポジションは、先週火曜日時点(3/24)のものであることをご注意の上、ご覧ください。
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現状のネットポジション、過去1週間の変化、1ヶ月の変化をまとめています。
各通貨(対ドル)の投機筋ネットポジション(枚)
通貨 | 2015/3/24 ネットポジション |
1週間変化 | 1ヶ月変化 |
JPY | -45,905 | 2,149 | 1,607 |
EUR | -220,963 | -27,189 | -43,227 |
GBP | -38,557 | -706 | -16,687 |
AUD | -28,368 | 439 | 34,786 |
NZD | -866 | 275 | 3,464 |
CHF | -3955 | -6,190 | 1,130 |
CAD | -31,936 | 886 | 4,309 |
一週間の主な動き:
- 円ポジションは小動き、一時期に比べかなりショートは減少した状態。為替レートは徐々に円が買われる展開で、一時118円台前半をつけ119円台前半で週を終えています。
(下記、USD/JPYネットポジションと為替レートの推移をご参照ください。 ) - ユーロは、大幅にショートが積み増されて、ネットショートは22万枚程度と2012年6月の水準を超え過去最大規模。 今のところ EUR/USD為替レートは大きく動かず1.08後半です。
(下記、EUR/USDネットポジションと為替レートのチャートをご覧ください。) -
豪ドルは、前週に大幅にロングが積まれてネットショートが昨年秋の水準まで減少したところからほとんどポジション変化なし。 こうした投機筋のポジション動向にもかかわらず、今のところ大きく変われることはなく、AUD/USD為替レートは0.77台半ば。
(下記、AUD/USDネットポジションと為替レートの推移もご参照ください。 ) - スイスフランはショートが積まれ、再びネットショートの状態になっています。
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【円、ユーロ、豪ドル、英ポンドの対米ドルネットポジションと為替レート推移(2012年1月~)】
(注)CFTC公表データをもとにシミュライズまとめ
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