【家電】最近話題の3Dプリンタでオリジナルグッズを作ってみた!

2021/12/20

前回記事にて、3Dプリンタの概要や使用感などをご説明しました。今回は、3Dプリンタを使って、独自にデザインした造形物(オリジナルグッズ)の作成にチャレンジしてみます。 前回同様に、3Dプリンタとロボットに精通したタケロボ(株)さんの協力を得て、3Dプリンタによるオリジナルグッズを作成し、そのプロセスなどについてお伝えしたいと思います。

 

前回記事:

【家電】最近話題の3Dプリンタ。実際にどのくらい使えるのだろうか?

Replicator 2Xr

 

準備するもの


前回は造形する三次元データをダウンロードサイトから入手し、造形(プリント)しましたが、今回はオリジナルグッズを作成するため、その三次元データを自分で作成します。

 

三次元データは、従来は高度な三次元CADソフトウェアを用いて作成しますが、最近は、比較的簡単に三次元データが作成できるソフトウェアも出てきており、その代表的なものとして、123D DesignShade 3Dがあげられます。

 

今回は123D Designを使って、造形する三次元データを作成してみます。 なお、123D Designは無償版(多機能な有償版もあり)が提供されており、Autodesk123D公式ウェブサイト※からダウンロードして使うことができます。

※現在リンク切れにつき代替製品はこちらになります。

※123dApp.Comに何が起きたのか?(英語)「https://makerindustry.com/123dapp/

 

三次元データの作成


123D Designによる三次元データの作成は、四角形(三次元の場合は直方体)や円(三次元の場合は球体)などの基本図形を組み合わせたり、削ったり、引っ張ったりして、思い描く図形(三次元データ)を描いていくこととなります。

 

実際に123D Designを用いて、三次元データを作成する過程をご覧頂きましょう。シミュライズのフクロウのキャラクターを作成してみます。

 

① 円と正方形を組み合わせ、原型を作ります。
3D_DesignStep1

② しっぽの部分を付け加えます。

3D_DesignStep2

③ ハート型を作り、原型からそのハート型を削ることで顔の部分を作成します。
3D_DesignStep3

④ 目と口を付け加えます。
3D_DesignStep4

⑤ 顔の下の毛並を付けます。(立体感がわかりやすい図も添付します)
3D_DesignStep53D_DesignStep5r

⑥ 耳と手(羽根)を付けます。
3D_DesignStep6

⑦ 最後にストラップにするための穴を空けて完成です。

3D_DesignStep7

 

 

プリント (造形)してみよう


作成したシミュライズのフクロウキャラクターを3Dプリンタで出力してみましょう。出力の方法は、前回の3Dプリンタの紹介でご説明した通りです。

 

・ シミュライズのフクロウ

3D_Output1

3D_Output2

世界に1つだけのシミュライズのフクロウキャラクターのストラップが完成しました。いかがでしょうか。3Dプリンタなので、表面は少し粗いものの、立体感があり味わい深いものが出来たと思います。

 

他にもオリジナル作品を作ってみたので、ご紹介したいと思います。

 

・ シミュライズのフクロウ(立体置物型)
3D_Output3

 

・ロボットの試作機(※)
3D_Output4

(※)このロボットが動いている映像は、タケロボ社のホームページの紹介映像でご覧いただます。

 

・ うさぎ型スマホスタンド
3D_Output53D_Output6

 

2回にわたり、3Dプリンタに関する紹介、説明をしてきましたが、3Dプリンタ自体の操作もオリジナル造形データの作成も、そんなに難しくはないと思います。自分で思い通りにデザインして作成したグッズには、愛着もわいてくるように感じます。ご興味のある方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

3Dプリンタを購入する前に試してみたいとか、3Dプリンタは必要ないが、オリジナルの造形物を作成してみたいという方には、三次元データ(stlファイル)を持ち込むと、印刷してくれるお店やサイトもあります。こうしたお店やサイトも増えてきていますので、ネットで検索するとたくさん出てきます。

 

皆さん、ぜひ3Dプリンタの世界に触れてみてください!

 

 

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