【運用】米国株投資の状況 円安+米国経済回復で日本円で米国株投資をした場合のパフォーマンス
続く円安、2011年は70円台を記録した円高時代ははるか昔に思えますね。
米国では日本では真っ盛りの金融緩和が終了し、これからじゃぶじゃぶだったお金を徐々に市場から吸い上げていくことになります。
米国景気は確実に回復に向かっており、株式市場も好調を維持しています。
米国での金利引き上げはまだまだ先とは言われていますが、2015年に入るといつ金利が引き上げられるのかは確かではありません。
一方日本では日銀の債券等の買入れで、金利は低く抑制されており、そのため日米の金利差が広がることがより意識されるようになってきました。
政治ではオバマ大統領への支持は弱くなりつつあり、今回の中間選挙での民主党の大敗によりオバマ大統領のレーム・ダック(死に体)化は確定し、
政治的には不安材料が残りますが、逆に次の政権への期待の高まりへとつながるものになりそうです。
米国の企業業績は回復し、巨大な個人消費は徐々に蘇りつつあり、景気は政権と関係なく改善していくものと思われます。
米国金利の状況によって、米国株式市場も大きく上下する展開となると思われますが、日本と比較して、
米国株価上昇>日本株価上昇
米国金利上昇可能性>日本金利上昇可能性
と思われることから、
日本円⇒米ドル⇒米国株式購入
を行っていこうという企画です。
複数の米国株式を組み合わせたものを米国バスケットと呼び、パフォーマンスを追っていきます。
現在の米国バスケット
米国バスケットは100万円を投資したら今いくらになっているかを計算しています。
本年の8月5日から投資を開始した設定です。
ID | 名称 | 2014/11/28 | 前日 | 前日比 |
20001 | US新テク | 125.69 | 123.99 | 1.70 |
20002 | US旧テク | 124.28 | 122.68 | 1.60 |
20003 | US大企業 | 126.21 | 123.57 | 2.64 |
20004 | USバイオ | 132.34 | 131.22 | 1.12 |
20005 | US不動産 | 130.86 | 129.24 | 1.62 |
20006 | US新エネ | 109.78 | 112.36 | -2.58 |
20007 | USロボット | 117.19 | 118.39 | -1.20 |
20008 | US金融 | 124.74 | 123.74 | 1.00 |
20009 | US食品 | 122.41 | 120.01 | 2.40 |
20010 | 全体 | 123.72 | 122.80 | 0.92 |
(クリックするとバスケットの詳細がわかります。)
たとえば、20001 US新テクノロジーバスケットは11月28日現在で
125.69、つまり25万6,900円の儲けがでているということです。
トップはバイオバスケットで132.34です。(32万円3,400円の儲け)
全部のバスケットがプラス、平均が一番下にあり、123.72で平均23万7,200円の儲けが出ています。
8月からたった3か月でこれだけですから、かなり良いリターンですね。
売ってしまって、クリスマスプレゼントに変える人も多いかもしれません。
米国バスケットのリターンは2つの要因
米国バスケットは日本からの投資(100万円)を前提としているため、日本円ベースでの投資のパフォーマンスを見ます。
日次でドルベースでのその銘柄の時価・損益が円換算されてインデクス化されます。
現在は
- 9個のバスケット、
- それぞれのバスケットに5つの銘柄で
合計で45の個別銘柄でパフォーマンスを日々計算しています。今後増加していきます。
換算するための為替レートは日本時間午前5時のドル円レートを使用して円ベースになります。(夏時間・冬時間関係なく日本時間で取得します。)
いつ為替取引を行うか、その時のレートがいくらかによって実際の米国株式取引の損益と乖離することがあります。
【米国バスケットインデクスのパフォーマンス要因】
上記のように2つの要因で構成されます。(2014年11月28日時点のデータ)
① 米ドルベースでのインデクス(米ドルベースでどれだけ株価が基準日よりも動いているか)⇒黄色のライン
② ドル円の為替レート⇒水色点線
①と②の要因から
③の円ベースのインデクス(赤色実線)が出来上がっています。
この赤色の線のパフォーマンス、円ベースの米国株投資を追いかけています。
米国株情報サイト
このバスケットに含まれる米国株を購入するには証券会社の口座を開ける必要があります。
日本語で米国株式の情報を得る場合は、日本の証券会社で米国株の情報を調べるのが最適と思われます。扱っている銘柄もかなり増え、詳細な情報もかなりタイムリーに確認することができます。
英語の勉強も兼ねて英語で会社の情報を得たい方は、
米国ヤフー(YAHOO.COM)には検索機能、銘柄スクリーニングもありますので、国内同様大変便利です。ポートフォリオ機能はぜひ使ってみてください。
あと見ておきたいサイトは
- CNBC 米国CNBCは経済・マネーに強い放送メディアです。ライブ感のある興味深い内容が多いサイトです。
- CNN 米国CNNのマネー関連情報サイトではかなり見やすい市場概況があります。こちらから
- Bloomberg ブルンバーグはプロ向けの市場情報・ニュースメディアですが、無料の一般向けの情報も充実してきています。市況情報についてはiPad用のスクリーンが大変見やすく、使い勝手が◎です。
- CME 先物等については取引所であるCMEのサイトは要チェックです。