トヨタ自動車が12月15日に世界に先駆けて市販する燃料電池車(FCV)の「MIRAI(ミライ)」
シミュライズでもたびたび登場しています。
トヨタの「ミライ」も、国の「ミライ」もこれにかかっているかもしれません。
ところでこの「MIRAI(ミライ)」は様々なお得がついてくる。
愛知県・中小企業なら
愛知県ではこの「MIRAI(ミライ)」を購入した際に、1台75万7千円の補助金を出すことにしたそうですが、これは愛知県内で車を使う中小企業が対象で、ごく一部のユーザーのみ適用の補助金である。
この愛知県補助金を適用すると446万円である。
では愛知県でない、中小企業でない人が買うと
本体価格 7,236,000円 (メーカー小売希望価格・税込)
- エコカー減税
- 自動車重量税 約30,000円
- 自動車取得税 約180,900円
- 自動車グリーン税制
- 自動車税(翌年度) 約22,000円減税
- CEV補助金(クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金)
- 最大約 2,020,000円
合計優遇額 : 2,252,900円
優遇後の価格 4,983,100円
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補助金等の注意点
意外と知らない補助金・税金の条件や例外をまとめておきます。
- エコカー減税
- エコカー減税の自動車重量税ならびに自動車取得税 : グレードまたはオプション選択などにより減税の対象または対象外となる場合がある。
- 「エコカー減税」の対象車は、自動車取得税の軽減措置が平成27年3月31日まで、自動車重量税の軽減措置が平成27年4月30日までの新規ご登録車が対象
- 自動車グリーン税制
- 自動車グリーン税制に伴うご購入翌年度の自動車税の軽減措置は平成28年3月31日までの新規ご登録車が対象。
- 自動車グリーン税制に伴う自動車税減税額については、翌年度の支払い分が減税となります。ご購入時には減税前の税額を月割りでお支払いが必要
- CEV補助金
- クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金は新規ご登録済みの自家用車が対象となり、補助金を受給するには4年間の保有義務があります。
- 補助金の申請は、購入代金の全額支払い完了後、車両登録後1ヶ月以内に補助金交付申請書等の必要書類を次世代自動車振興センターに提出することで完了します。
燃料電池車 「ミライ」 の燃費は?
「ミライ」のスペック詳細はまだ公表されていませんので、正確な燃費はわからないですが、以下のように概算で考えられます。
「ミライ」の水素タンク圧力は70Mpaで約700気圧。
タンク容量は不明ですが、過去の試作車 トヨタ FCHV-adv では156リットルだったようですので、この数値を用いると、
航続距離700㎞ 走行するのに、1気圧下で約109立方メートル (700気圧×156リットル)の水素が必要と試算できます。
現在、水素の価格は1気圧下の1立方メートルあたり110~150円とされており、ここから求められる1㎞走るのに必要なコストは
17~23円程度 / 1km
通常のガソリン車の場合、10~15km / 1リットル で、ガソリン1リットル160円とすると、1㎞走るのに必要なコストは
10~16円程度 / 1km
と現状の水素価格だと、ガソリン車と同等程度か少し余計に燃料コストがかかることになります。
ただし、経済産業省資源エネルギー庁では将来1気圧下の1立方メートルあたり費用 40円(現状の1/3程度)を目指すと発表していますので、今後のコストダウンが期待されます。
水素ステーションはどうなっている?
燃料電池車が大きく普及するために重要なのが、燃料を供給する水素ステーションの整備です。
政府は規制緩和や補助金によって2015年度中に100ヶ所 以上の供給ステーション設置を目指しています。
現状では、まだ大都市圏にのみ集中しているようですが、今後の拡大を見守っていきたいところです。
一般社団法人「次世代自動車振興センター」による、燃料電池車の普及を促進し、安定的で適切なエネルギー需要構造の構築を進める目的で、
燃料の水素を供給するために必要な設備の整備費用の一部を補助することが決められています。
燃料電池自動車用水素供給設備:設置補助事業において、交付決定が公表されている都道府県は以下になります。
埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、愛知県、滋賀県、大阪府、兵庫県、山口県、福岡県
開設予定の水素ステーション一覧は【開設予定水素ステーション一覧】
出典:一般社団法人 次世代自動車振興センターHP
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これと比較かな?テスラS
次回は電気自動車テスラS(60Kwhバッテリー)との比較をして見たいと思います。
金額は消費税込みで 823万円と100万円も上を行きますが、電気自動車も同様の補助金がありますが、MIRAIほどは良くないようです。
- 取得税および重量税は免除
日本では、電気自動車の自動車取得税は2015年3月までは免除されます。Model Sご購入のお客様は、自動車取得税を免除されますので、60 kWhの場合は381,019円以上、85 kWhの場合は500,000円以上の節約となります。また、電気自動車の自動車重量税の免除期間は2015年4月までで、本年は20,000円以上が免除となります。
- 電気自動車購入補助金
Model S 60 およびModel S 85 は、2014年度電気自動車購入補助金の最高額を受け取る条件を満たしています。 (最大850,000円)
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