子供が幼稚園~小学生になり、自身が学生時代等にスキーを楽しんだお父さん・お母さんが、「子供とスキー再デビュー」というのががとっても増えているようです。 日本は、有数のスキー場が大都市圏の極めて近くに数多く立地している世界的にもめずらしい国。一時期落ち込んでいたスキーなどのウィンタースポーツが再び盛んになってきていて、スキー場における家族スキーヤーの人数もかなり多くなっています。
昔スキーを楽しんでいたとしても久しくスキーから離れていた人も多いと思います。 子供とスキーにあたり必要な準備について、確認してみたいと思います。 今回はまず、子供のスキー用具についてです。
子供のスキー用具と選択のポイント
① スキーウェア
子供が小さいうち、幼稚園に入る前の雪遊び中心の時期までは、ワンピース型のウェアの方が暖かく、雪が入り込まないのでおすすめです。
下記 ellesse (エレッセ) ブランドのようなものの他、スポーツ量販店などでノンブランドものも多く売られています。
幼稚園・小学生以降、本格的にスキーをするようになってからのスキーウェアは、体温調節や休憩の際の着脱のしやすさから上下セパレートタイプの方がおすすめです。
下記 phenix (フェニックス)ブランドのもので1万円程度です。
また、身長換算で20㎝程度のサイズ調整が可能なウェアも多く、3シーズン位は着ることができて便利です。
② インナーウェア
- インナー上
スキーウェアの下には、フリース生地などのタートルネックのものが暖かくてよい。 寒い場合には、その下にヒートテックなどの保温性下着を着ると暖かい。 また、気温が高い春スキーなどでは、速乾性生地のものの方がおすすめです。 - インナー下
寒い時期には、保温性のタイツも重宝します。 - スキーソックス
スキーソックスは厚手のものを複数用意するとよいでしょう。 雪遊びやころんだ際にブーツに雪が入り濡れることも多いです。 - ネックウォーマー
1000~2000円で格段に暖かさが増すので、寒い時期のスキーではとても重宝します。
③ スキー板、スキーブーツ
- スキー板、ビンディング
ジュニア用のスキーも今やカービングスキーです。 身長マイナス15センチくらいが適当と言われますが、最初のうちはそれほどスピードが出るわけでもなく、短めの方が扱い易いかもしれません。 本格的になってくると、下記の Ogasaka (オガサカ)の板などが欲しくなるかもしれませんが、最初は スキー板+ビンディングで1万円~15,000円程度でスキーショップが大量供給しているものでも十分だといえます。
- スキーブーツ
小さいうちはリアエントリーの方が楽でおすすめです。 小学生中ごろである程度滑れるようにになればフロントバックルでしっかりしたものの方が良いかもしれません。5,000~7,000円程度で購入できると思います。
- ストック
はじめはストックは必要ありません。 小学生に入り、リフトに自分一人でのれるようになる頃でよいでしょう。
伸縮してサイズ調整が可能なものだとかなり長く使えます。
なお、下記のような、 トップブランドROSSIGNOL(ロシニョール) RADICAL J、ジュニア4点セット(スキー板、ビンディング、スキーブーツ、ストック)などお得感はあります。
子供の場合、成長によって同じスキー板、ブーツの使える期間は限られます。 年齢と成長のスピードにもよりますが、やや大き目のブーツを買うことでブーツは2シーズン、スキー板は長さにそれほどこだわらない間は2-3シーズン使えるといったところが目安です。 1シーズンにスキーにでかける回数が少ない場合は、レンタルで済ますのも手です。 レンタルの場合でもセットで通常1日2,000円程度はかかることを考えて判断するとよいでしょう。
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④ スキー小物 (ヘルメット、ゴーグル、グローブ)
- ヘルメット
子供用ヘルメットは必須だと考えましょう。 万一の際の子供の安全は第一です。 特に、スノーボーダーが多いスキー場だと、滑るラインがスキーと異なりますので、接触事故等もけっこう起こります。 5,000~7,000円程度のしっかりしたものを選びたいです。
- ゴーグル
雪目対策で、ゴーグルも必ず用いましょう。 数千円で購入可能です。
- グローブ
子供は直ぐに雪に触りたがります。また転ぶことも多いと考え、複数用意するとよいでしょう。
⑤ その他小物
- スノーブーツ
雪遊びなどの際にはスノーブーツが活躍します。 下記は、4,000円程度のnorth peak(ノースピーク) ジュニアスノーブーツ
- ニット帽
雪遊び等の際には暖かいニット帽も活躍します。
⑥ スキー上達グッズ
- トライスキー
子供のスキー上達のために、一番のおすすめグッズです。
スキーの先端に設置し、子供に自然にボーゲンの 「ハ」の字を教えます。幼稚園くらいであれば、 無理せずあっという間に何とか降りてこられるくらいになるでしょう。Conquest(コンケスト) トライスキー60K(くまモン) 3,880円
- コーチベルト
子供が幼稚園くらいであっても、子供を後ろから支えて滑るのは親にとって相当大変です。 そんなときに便利なのがコーチベルトです。 KUU キッズハーネスセット K126H2 3,600円
なお、パンダスキーと呼ばれる子供用のプラスチックスキーはおすすめしません。 子供ををスキーの板に慣れさせるという意図もあるようですが、実際には通常のスキー板にあるエッジが存在しないため、全くコントロールができない板です。子供にスキーは難しい・怖いものとの印象を与えてしまう恐れが高いと思います。 はじめから通常のスキーで慣れさせることをおすすめします。
⑦ その他おすすめの持ち物
- 防水スプレー
雪遊び等の際、スキーウェアに吹き付けましょう。 - そり
子供遊び場がある場合には、活躍します。 - リフト券ホルダー
子供が自分でリフトにのれるようになると、手を使わずにすむものが便利 - カイロ
寒い日にはやっぱり役立ちます。
子供のスキー用具の費用は
子供のスキー用具を購入した場合の費用合計は、約 65,000円
用具 | 値段(円) | |
① | スキーウェア | 10,000 |
② | インナーウェア上 | 3,000 |
③ | インナーウェアその他 | 5,000 |
③ | スキー・ビンディング | 15,000 |
③ | ブーツ | 6,500 |
③ | ストック | 3,000 |
④ | ヘルメット | 6,500 |
④ | ゴーグル | 2,000 |
④ | グローブ(×2) | 3,000 |
⑤ | スノーブーツ | 4,000 |
⑤ | ニット帽 | 2,700 |
⑥ | トライスキー | 3,880 |
合計 | 64,580 |
次回記事で、大人の用具その他の準備などについてまとめを紹介したいと思います。
次回記事はこちら:
【趣味】間もなくスキーシーズン到来-子供とスキーデビュー② 車でスキーに行く準備と大人の用具