【運用】FX:シカゴ投機筋のポジション動向(9/26NY公表)- 円・ユーロともショート再び増加、円は109円半ば、ユーロは1.26台まで売られる
全米先物取引委員会(CFTC)により週末公表の、シカゴ通貨先物市場における最新9/23時点の投機筋ポジション動向。
この一週間についてもドルが全面的に強い動きが続いています。 円、ユーロともにネットショートポジションが再び増大。 USD/JPY為替レートは一旦109円半ばをつけました。 EUR/USD為替レートもほぼ2年ぶりの1.26台まで売られています。豪ドルもロングが大きく減少しています。
今年に入ってからの主要通貨の投機筋ネットポジション(対ドル)の動きをグラフ化しています。
(注1)CFTC公表データをもとにシミュライズまとめ
この週末NY時間に公表されているポジションは、先週火曜日時点(9/23)のものであることをご注意の上、ご覧ください。
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現状のネットポジション、過去1週間の変化、1ヶ月の変化をまとめています。
各通貨(対ドル)の投機筋ネットポジション(枚)
通貨 | 2014/9/23 ネットポジション |
1週間変化 | 1ヶ月変化 |
JPY | -105,422 | -22,240 | -2,531 |
EUR | -141,965 | -4,816 | 8,692 |
GBP | -1,050 | 5,531 | -16,517 |
AUD | 8,347 | -13,793 | -33,591 |
NZD | 1,841 | 721 | -10,000 |
CHF | -13,375 | -1,979 | -336 |
CAD | 3,064 | -4,480 | -2,599 |
一週間の主な動き:
- 二週にわたり減少してきた円ショートは、再び大きく積み増さ、今回のピークに近い水準となりました。 ドル円為替レートは、週の半ばに一旦108円前半をつけましたが、週末にかけては109円台に戻し一時109円50銭を越える水準をつけています。 下記、USD/JPYネットポジションと為替レートのグラフをご参照ください。 先週もお伝えしたように、このところ投機筋のポジション動向と為替レートの連動性がやや薄れてきています。
- ユーロのネットショートポジションも前の週に大幅に減少しましたが、今週はまた少し増加。 ユーロは更に売られ、EUR/USD為替レートは昨年の安値水準である1.27台半ばを一気に割り込み、ほぼ2年ぶりの1.26台まできました。
(下記、2012年1月以降のEUR/USDネットポジションと為替レートの推移ご参照ください。 )
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豪ドルは続いていたロングポジション解消の動きが継続。 AUD/USD為替レートも今年2月の水準である0.87大半ばまで売られています。 NZドルも同様に売られており、NZD/USDレートは昨年9月以来の0.78台半ばで週末を終えています。
(注)CFTC公表データをもとにシミュライズまとめ
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活用方法については、以下記事等をご参考にしてくだくさい。
【運用】FX取引のアイデア実験室 トレンドと取引タイミング シミュライズFX