【運用】LINEの上場延期その時関連銘柄は? エイチーム等なんとか下げ渋る。
SNS関連銘柄の割高感が叫ばれる中、本年度中とされていたLINEが22日に上場を延期を発表した。
正式な理由は明らかでないが、
- SNS株の近頃の過熱感、
- 近いうちに考えられる大幅な調整局面
- 相次ぐ悪用、詐欺の発生、
- アリババの様子見
- 競合他社の状況
など様々な理由が考えられる。
連銀イエレン議長がSNSやバイオなどの中小型株の株価は期待先行しすぎでPERは過去の基準と比較すれば高い、とのSNS名指しでのコメント。これが痛かったのかも。
この数か月はタイミングではないとの判断は正しいと思われる。
シミュライズ7月選抜に属するLINE関連バスケットは26日終値ベースで90.27%とスタート以来10%程度の下落となっている。
赤丸が22日で23日に大幅に下落、その後は下げ渋っている。
シミュライズで選択した銘柄は以下の5つである。
【LINE関連バスケット:7月選抜】
銘柄コード | 銘柄 | 市場 |
3662 | (株)エイチーム | 東証1部 |
3622 | ネットイヤーグループ(株) | マザーズ |
2489 | (株)アドウェイズ | マザーズ |
3661 | (株)エムアップ | マザーズ |
3815 | (株)メディア工房 | マザーズ |
9月26日のクローズでは以下のようになっており、エイチーム、メディア工房はなんとか踏みとどまっているが、その他はかなりきつい下落となっている。
名称 | インデクス |
(株)エイチーム | 96.18 |
ネットイヤーグループ(株) | 82.48 |
(株)アドウェイズ | 82.47 |
(株)エムアップ | 94.24 |
(株)メディア工房 | 96.22 |
全体 | 90.27 |
しかしながら、LINE自体の上場はなくなったわけではなく、時期を見合わせるものであるので、しばらくは様子見だが、競合の状況は大変に気になる。
- 米国のワッツアップ(Whatsapp、フェイスブックが160億ドルで買収することを発表した。)
- Google+ ハングアウト(グーグルプラス ハングアウト) – グーグルが提供する統合メッセンジングサービス
- 中国のWeChat(中国インターネット通信大手Tencentが提供するサービス)
- カカオトーク(韓国初のメッセージングサービス)
等の動向を見ながら、そのユーザー数、利益率をモニターしながら、LINEの上場を待つことにしたい。
特にWechatは現在すでに4億人以上のユーザ数(LINEは今年4月に4億ユーザーと発表)と言われており急速な拡大を継続しており要注意。
アリババとともに巨大化するかもしれない恐ろしい競争相手だ。
【LINEユーザー数の伸び方:出典 Lineニュース】