健康のためには、「1日350g以上の野菜」が必要と言われています。
健康のために野菜を採ることが大事であることはみなわかっています。
しかしこれだけ野菜が高騰するとかなり栄養を採ることはむずかしいですよね。今日は高騰する野菜の価格を見ながらどれだけのコストがかかるのかを考えてみます。
今日のランチ時間に中身をよく見てください。
きゅうり、トマト、ほうれん草が入っていたらあなたはラッキーです!
必要な野菜の量
野菜ジュースのパッケージなどにも大きく表示されていることもあり、すでに多くの方がご存じではないでしょうか?
厚生労働省の「健康日本21」が奨める1日当りの野菜の目標摂取量も350gです。平成9年の調査では292グラムしかとれていないことがわかっています。
野菜に含まれる栄養素(ビタミンA、C、食物繊維、カルシウム、カリウムなど)を摂るために、一定量以上の野菜を食べることが推奨されています。
今日はサラダにふくまれる野菜を考えながら、その価格、費用を確認してみましょう。
野菜の価格
サラダの主要な野菜はまずキャベツ、レタス(ときどきダイコン)がベースとなり、そこにきゅうり、トマトが加わり、それ以外は人によってかなりいろいろ好みが違います。
サラダの中心選手である4つ(キャベツ、レタス、キュウリ、トマト)の7月1日からの卸売価格推移をグラフ化してみました。(出典農林水産省「青果物日別取扱高統計結果」)
【サラダ主役】
悪天候、大雨のために生鮮野菜はかなりの値上がりをしていることは買い物をする方ならよく感じていることと思います。
きゅうりがダントツの値上がりで566円、600円(1㎏単位)にもとどく勢いですが、7月は200円近辺でしたので、なんと3倍、レタスも上昇中で、7月の中旬は100円台だったものが、8月25日現在で360円へと上昇しています。
トマトも8月中旬から値上がりをしており、7月末と比較して30%以上の上昇となっています。
単純に必要摂取量350gをこれらの野菜で採ろうとすると、
野菜 | 費用(円) |
キャベツ | 36 |
レタス | 126 |
きゅうり | 198 |
トマト | 117 |
きゅうりだと1日200円で、1か月(30日)で6,000円。
通常、これに運送費や、小売りの利ザヤがさらに乗るので、もっと価格は高くなる。
小売店では販売価格は据え置きだが、小分けに、きゅうり、なすなどは数量を減らして販売しており、事実上の値上げだ。
キャベツは比較的安くおさまっているのでサラダの中核はしばらくキャベツになる。
キャベツの栄養面で見てみると、ビタミンCが100g中44mgときわだって豊富です。
また、ビタミンUという珍しい成分を含んでいるのも特徴の一つです。このビタミンUは、キャベジンといわれる成分で、胃腸薬の名前に使われるほど、潰瘍の治癒に非常に効果が高いといわれています。その他ビタミンK、カロチン、カルシウムなどが含まれています。
野菜のカルシウムは、ふつう吸収されにくいのですが、キャベツの場合例外です。
【サラダ脇役】
サブの野菜ではほうれん草が驚くほど高い!ほうれんそうは8月25日現在998円と高騰中。もともと高級な野菜だがもっとも高騰している状態です。
しばらくはほかの野菜で充足するしかないようだが。。
サラダでは脇役といったところの、ニンジン、たまねぎ、ピーマン、ほうれん草を比較してみた。ピーマンも上昇を始めているように見えるが、にんじん、玉ねぎは悪天候の影響を受けず比較的安定した価格推移になっています。
野菜 | 費用(円) |
にんじん | 39 |
たまねぎ | 47 |
ピーマン | 139 |
ほうれん草 | 349 |
ほうれん草をこの水準で1か月食べると、349円*30日=10,470円 これはあくまでも卸売価格レベルなので、この何割か上の価格になります。
ほうれん草は給料日だけ食べる、なんて日が来てしまってますね。
そんな時は
我慢する以外にいくつか対応策を考えてみる。
① Amazon等オンラインストアで格安なものを探す。アマゾンは海外ではかなり生鮮食料品でも売上を伸ばしている。(Amazon Fresh)
② 冷凍を買う。冷凍も近年手法が改善され新鮮なままフリーズできているものもある。
③ 訳ありを探す。
きゅうりとかはきっとあるはずです。
④ 家庭菜園をはじめる。ほうれん草ときゅうりを育ててみる。(台風をしのげるベランダ、スペースがあるといいのですが。。)
寒さに強いというのがなんとなく気に行ってセレクトしてみました。
プランターはサイズに気を付けて購入してください。
土もプランターのサイズを決めてから。
わすれないで、プランターのそこに敷く石